一陽来復と招き猫

kanazu362007-02-05

節分が過ぎ、立春も過ぎた。
立春の2月4日は、冬型の気圧配置となり
北日本は台風並みの強風が吹き東北新幹線は、
一時運転を見合わせた。
一陽来復」や「冬来たりなば春遠からじ」など、冬から春へのことわざは沢山ある。
壁には、「一陽来復」の色紙が飾られている。
色紙は、30年前与板から新潟に異動の際、名刹徳昌寺(与板町 曹洞宗 軍師 直江兼続
菩提寺)の住職から記念にいただいた。
開運!「なんでも鑑定団」というテレビ番組のバックに大きな招き猫が飾られている。
招き猫といえば、新潟市西堀地下街の西堀ローサ出逢いの広場にも通路を挟み左右に
2匹の招き猫が飾られている。
焼き物ではなく、ゴム風船で作られた招き猫だ。
右手を上げている。
右手を上げている猫は、「金運を招く」
左手を上げている猫は、「客を招く」
両手を上げている猫は、欲張るすぎると「お手上げばんざい」になるのがオチ、
と嫌う人が多い。
招き猫の由来をインターネットで調べた。
由来には諸説がある。
・東京世田谷区の豪徳寺説・東京新宿区の自性院説(太田道灌と招き猫)
・東京豊島区の西方寺説
等などが。
中でも、東京世田谷区の豪徳寺を発祥の地とする説が広く伝わり有名だ。
江戸時代の彦根藩第2代藩主井伊直孝が、鷹狩りの帰りに豪徳寺の前を通りかかった。
その時寺の飼い猫が門前で手招きするような仕草をしたいたため寺により休息した。
すると雷雨が降りはじめた。
雨に降られずにすんだことを喜んだ殿様は、後日荒れていた豪徳寺を立て直すために
多額の寄進をし、豪徳寺を井伊家の菩提寺とした。
豪徳寺には、幕末に桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓がある。
名刹徳昌寺のある、越後与板井伊藩(2万石)は、彦根藩の分家である。
我が家の庭にも毎日猫が遊びに来る。
招き猫のように飛び石に座っている。
手を上げないが土を掘る。
庭に宝でも・・・
妻は、猫はマタタビが好きだからキウイフルーツ(マタタギ科)の根を掘って匂いに
酔っているのだと。
右手だ金運だ (写真を模写)