節分恵方巻きと鬼踊りの本成寺を参拝

kanazu362007-02-06

立春翌日の5日は、冬と春が同居した一日だった。
朝は放射冷却現象で、新潟市の最低気温は、氷点下
1.8度と今年一番の冷え込みで初氷も見られた。
日中は気温がぐんぐん上がり最高気温は、11.6度と
3月下旬並みの暖かさとなった。
暖かさに誘われ「節分・豆まき・鬼踊り」で有名な、三条市法華宗総本山本成寺
参拝した。
恵方巻
 恵方巻きは、節分に食べる太巻きずしのこと。
 節分の夜に縁起のよい方向(恵方)を向いて太巻きずしを食べると福を招くとされる。
 関西発祥の風習だが、新潟県内でも年々広がりを見せデパートやスーパーでも
 売られている。
 福の方角は毎年変わる。
 今年の方角は北北西。
 妻が、福を招く恵方巻きを作った。
 具の五色は、赤はデンプン・黄は玉子焼き・緑はキュウリ・茶はカンピョウ・黒はシイタケ。
 5本の太巻きずしが食卓を飾り、北北西に向いて食べ、我が家に福を招いた。
本成寺節分・豆まき・鬼踊り
 節分の恒例行事となっている、三条本成寺の節分・豆まき・鬼踊りをテレビで観た。
 今年の参拝者は、約3万人。
 鬼踊りは、本堂に設けられた舞台に・青・黄・緑・黒の五色の鬼と三途の川の番人が
 上がり、金棒や鋸や斧を振り回して暴れる(踊る)。
 やがて年男・年女が現われ「福は内・鬼は外」と豆を投げる。
 鬼は本堂から境内の隅にある「鐘楼堂」に逃げ込み、鐘を撞いて改心する。
夫婦で本成寺を参拝した。
節分も過ぎ広い境内には人影はない。
山門(赤門)をくぐると、右手に鬼が逃げ込んだという鐘楼堂がある。
正面が本堂。
戸を開け本堂に上がりお参りをした。
黒門に通ずる参道の左側に、ひざまずいている牛が一頭奉納され石碑に「聖牛」と
書かれている。
本成寺の沿革によれば、開創は永仁5年(1297)。
日蓮大聖人の法孫日印尊聖人は、遠く鎌倉から白牛に経巻を載せて布教の旅に出た。
当地にさしかかったとき、牛がひざまつき動かなくなった。
加えて清水が湧き出し青蓮華が咲き始めた。
このことから、ここに一寺を建て「根本道場」と定めた・・・と。
「聖牛」の意味が分かった。
2月3日の節分当日に参拝できなかったが、節分後に参拝した。
本堂のあちこちに、まだ、まかれた福豆が残っている。
節分後でもまだ福が・・・
あれが鬼が逃げ込んだ鐘楼堂だよ (イラストを模写)