庭の記念縁起木で亡き父母を偲ぶ
「この木なんの木 気になるになる木・・・」と歌われる
テレビCMの大樹。
「日立の樹(き)」と呼ばれで多くの人が知る。
大樹は、米国ハワイ州のオアフ島のモアナルア・ガーデンパーク内にある。
樹齢約130年の「モンキーポッド(和名アメリカネムノキ)」で、高さ約25m、
枝の広がりは約40m、複数の木が集まり一本に見える。
「伐採の危機」の話もあったが、関係者の尽力で伐採を免れ、これまで通りの保護が
決まった。
昭和57年に家を新築した。
記念に実家の庭にある、ヤツデ・ツバキ・ナンテン・オンコ(イチイ)の木を移植した。
高田の実家からは、ヤツデとツバキを。
柏崎の実家からは、ナンテンとオンコを。
木に愛称を付けた。
ヤツデは父・・大きな手で桶を作り、厄にも負けず働き家族七人を養った
ツバキは母・・色白でツバキのような赤い顔して苦難に耐え子ども五人を育てた
ナンテンは義父・・ナンテンのように難にも負けず農作業の重労働に耐え
家族七人を養った
オンコは義母・・座りオンコのようにどっしりと構え、農家を支え子ども五人を
育てた
移植した記念木のヤツデ・ツバキ・ナンテン・オンコ(イチイ)が、みな縁起木で
あったことをあとで知った。
ヤツデは、天狗のうちわと言われ、悪魔を追い払うとことから魔除けや厄除けに
ツバキは、寒中にも濃緑な葉を茂らせることから不屈の生命力を示す
ナンテンは、難を転じて福となす
オンコ(イチイ)は、一位に通ずると
伐採を免れた「この木なんの木・・・」と歌われた日立の樹が、忘れかけていた庭の
記念縁起木を思い出させ亡き父母(義父母)を偲ばせてくれた。
母からの祝い金で買った垣根のサザンカの木が、今が盛りと赤や白の花を付け、
子や孫の成長を天国から優しく見守っている。
椿 (写真を模写)