時代小説で知る故郷越後高田

kanazu362007-02-13

「いま輝く藤沢周平の世界」魅力に迫るを
テレビで放送していた。
巷では、藤沢周平作品ブームだという。
生前作者は「敗者・弱いもの・苦しんでいる人」を
書きたいと語っていた。
団塊の世代、総下流時代は、「敗者・弱いもの・苦しんでいる人」の生き方が、
人々の共感を呼び輝く時代なのか。
本棚には藤沢周平作品が沢山並んでいる。
越後の名将直江兼継を書いた「蜜謀」、米沢藩主上杉鷹山を書いた「漆の実のみのる国」
等など。
NHK大河ドラマ風林火山」で山本勘助を演ずる内野聖陽さんは、藤沢作品
蝉しぐれ」で主役を演じた。
放送された蝉しぐれは、多くの人に感動を与え今も再放送されている。
風林火山の放送も1カ月が過ぎた。
視聴率は20%前後と最近の大河ドラマでは好調である。
今年は、時代小説や風林火山ブームが続く。
藤沢作品に刺激され本棚にある時代小説で故郷越後高田を調べた。
城では、春日山城と越後高田城が。
人物と小説では、上杉謙信松平忠輝松平光長・榊原家が。
・城
 ・春日山城は、天然の要害をもつ難攻不落の山城である。
  春日山城とその支城群(大塚直吉遺作集)に詳しく城が紹介されている。
 ・「古城物語」南条範夫著 春日山の多門堂
 ・越後高田城は、徳川家康六男、松平忠輝が築城した75万石のお城。
  近年三階櫓が復元され、城と堀と桜が城址公園に映える。
・人物と小説
 ・上杉謙信
  ・「天と地と海音寺潮五郎著 NHK大河ドラマで放映
  ・「上杉謙信吉川英治著  ・「戦国武将決断行動学」大和勇三著 人物鑑定
  ・「名将言行録」岡谷繁実原著 上杉輝虎上杉謙信
  ・「戦国名将生き方の極意」西東玄著
 ・松平忠輝
  ・「捨て子童子松平忠輝隆慶一郎著 越後高田藩祖75万石
  ・「大久保長安堀和久著  松平忠輝の付け人
 ・松平光長
  ・「越後騒動」綱淵謙錠著  
  ・「大名廃絶録」南条範夫著 越後高田藩主松平中将光長は、御三家に継ぐ御四家格
  ・「列藩騒動録」海音寺潮五郎著 越後騒動 藩主松平中将光長は、徳川秀忠の外孫
  書物では、越後高田が一番栄えたのは、松平中将光長時代だったと。
 ・榊原家
  ・「徳川十六将」徳永真一郎著 徳川三傑の一人榊原康政
  ・「榊原家のれきし絵巻(徳川四天王康政とその系譜)」上越市総合博物館著
  ・「殿様と私」16代藩主榊原政春夫人榊原喜佐子著 徳川慶喜の孫
  榊原家は、寛保元年(1741)1月姫路から越後高田に転封、明治維新までの
  129年9カ月越後高田藩を治めた。
6畳間の本棚には、故郷越後高田の歴史は詰まっている。
故郷を遠く離れても、幼いころの高田の思い出が何時までも心に残り「高田・上越高田」
という言葉や文字につい心が躍る。
本棚には (イラストを模写)