地獄を見た男2億から400万のテスト生で勝負に挑む

kanazu362007-02-15

昔、黒澤明監督の「天国と地獄」という映画を見た。
プロ野球の世界で、天国から地獄に落ち、地獄から
天国に通ずる階段を上り始めようとする男がいる。
プロ野球オリックス中村紀洋内野手(33)だ。
オリックスとの契約更改交渉が決裂し自由契約となり、移籍先を探していた。
2月1日のキャンプ解禁を尻目に、一人黙々と単独自主トレーニングに励んでいた。
救いの手を差し伸べた男がいる。
苦労人オレ流を貫く中日落合博満監督。
2月15日から始まる中日の沖縄キャンプで内野手の入団テストに参加する。
中日の西川順之助球団社長は、「情熱ある人の期待に応えたい。大きな戦力になる」。
落合監督は、「どのくらいできるか見てみないと。一日や二日じゃ決められない」。
中村選手は、「野球がしたい。ユニホーを着られるチャンスを生かしたい」。
落合監督にハッパを掛けられた中村選手は、「やるぞ。という気持ちが強くなった」と。
入団テストに合格すれば、育成選手からの出発となる。
育成選手とは、選手育成を目的として球団の雇用枠を広げるための制度。
最低年俸は240万円。
公式戦の出場は2軍のみで一球団5人まで。
6月末までに育成登録から支配下登録に変更ができ、支配下登録選手になれば
1軍出場も可能。
入団テストの合否の発表は、2月24日以降で合格が決まれば年俸は約400万円の
見込み。
昨年人気馬としてファンを沸かせ引退した2頭、ディープインパクトハルウララの話題を
見つけた。
2頭の戦績は、ディープインパクトが、13戦12勝、ハルウララが、113戦0勝
獲得賞金は、ディープインパクトが、14億5455万1000円、ハルウララが、
112万9000円。
ディープインパクトは、引退後種牡馬生活を送っている。
 2月14日北海道安平町の社台スタリオンステーションで公開され、事前に申し込んだ
 約1200人のファンの前に姿を見せた。
 今後は、一般のファンも日中牧場にいる姿を見学できる。
 2月中に花嫁が決まり、2010年には二世が競馬場を出走する予定。
ハルウララは、ホースセラピー(騎乗を伴わない)馬として特訓中で、4月から
 一般に公開される予定。
 ハルウララの113連敗の不名誉な記録を更新した馬が2頭も誕生した。
 2月13日園田競馬場兵庫県尼崎市)で同時出走した2頭。
 シャッフルは117連敗、エリザベスクィーンは115連敗。
地獄を見た男が、2億の栄光から400万の育成選手でプロ野球の世界で勝負に挑む。
不名誉な連敗記録が続く2頭の馬は初勝利に夢を懸ける。
ファンは、中村選手やシャッフルやエリザベスクィーンがグランドで花咲く日を期待する。
ユニホームを着れることが (写真を模写)