プロ野球ルーキー対決は甲子園の南北戦争か

kanazu362007-02-28

昨年の甲子園を沸かせた2人のルーキーが、
プロ野球オープン戦で甲子園の南北戦争を実現した。
南は、ロッテの大嶺祐太投手(沖縄八重山商工高)。
北は、楽天田中将大投手(北海道駒大苫小牧高)。
雨で1日順延したが、両監督の計らいでスライド登板となり26日対戦した。
26日の鹿児島鴨池球場は、平日にもかかわらず注目のルーキー2人の対決を見ようと
1万余人の観衆が詰めかけた。
テレビのスポーツニュースで2人の対決を観た。
デビュー戦で2人のルーキーに明暗が。
1回は、両投手とも0点に抑える滑り出し。
田中は、連続三振と好調な滑り出しで0点に。
大嶺は、2死一・二のピンチを三振で切り抜け0点に。
2回に明暗が。
田中は、無死一・二のピンチを後続の3人を打ち取り0点に。
大嶺は、嶋選手に2ランを浴び、高須選手にタイムリー、ボークで1失点と4失点。
2人は、2回を投げ降板した。
成績は、
田中は、被安打2、奪三振4、失点0。
大嶺は、被安打5(内本塁打1)、奪三振2、失点4。
田中は、「力まず自分のスタイルの投球ができました」と、キャンプの紅白戦で
本塁打された反省を生かした投球が見られた。
ネット裏のスピードガンは、最速150キロを計測した。
対戦した西岡選手は「いい球だった。一軍レベルだと思う」と。
大嶺は、「課題は制球の甘さ。変化球を直せばいける」「どんなに速くても真ん中よりは
打たれる。甘く入ると思い切り振られる」と。
ネット裏のスピードガンは、最速145キロを計測した。
野村監督は、「今日のような投球が、もう一回続けばローテーションに入れる」と。
バレンタイン監督は、「残り少ないオープン戦で新人を使う余裕はない」と、二軍への降格と
二軍での育成を言明。
スポーツ紙は、田中を過去の大物高校出新人の池永正明(旧西鉄)、堀内恒夫(巨人)、
桑田真澄(巨人)、松坂大輔(西武)に肩を並べる選手だと。
2人の対決はこれからが本番。
昨年の甲子園で早実斉藤佑樹投手と明暗を分けた田中投手。
これからは、プロの世界で大嶺投手と明暗を懸けた長い闘いが続く。
今日の明は明日の暗、今日の暗は明日の明と、明と暗が目まぐるしく変わる勝負の世界。
二人に勝負の世界の厳しさが待つ。
厳しい勝負の世界に生きる二人に”がんばれ”とエールを贈る。
抑えた (写真を模写)