石の上にも3年2000本安打に懸ける男

kanazu362007-03-05

厳しい勝負の世界の闘いが始まった。
日本のプロ野球も大リーグもオープン戦が始まった。
楽天の新人田中将大投手は、ソフトバンク戦に登板、
1回を3者凡退に抑える堂々のデビュー。
レッドソックスの新人松坂大輔投手は、ボストン・カレッジ戦に登板、
2回をヒット1本に抑え無失点と堂々のデビュー。
支配下登録選手数が決まっているプロ野球球団。
新人が加入すれば、支配下登録選手から姿を消す選手もいる。
そんな厳しい勝負の世界で、目前に迫った記録達成に執念を燃やす男がいる。
金(年俸4000万円減の2000万円)よりも2000本安打記録達成に夢を託す。
男の名は、今年プロ23年目を迎える日本ハムの大ベテラン田中幸雄内野手(40歳)だ。
「2000本がなければ辞めていたかも。契約してくれただけでうれしい」と。
挑戦する記録は、2000本安打。
2004年シーズン終了時の安打数が、1967本と2000本まであと33本と迫った。
それからが勝負の世界の厳しさが立ちはだかる。
新人やライバルたちにレギュラーの座を追われ、2005年と2006年は、苦しい
シーズンを過ごした。
2年間の記録は、
・2005年 98試合出場 194打数46安打 安打数計1967本
・2006年 58試合出場 86打数15安打 安打数計1982本
挑戦3年目の今シーズンは、プロ23年目、40歳の男の意地であと18本の安打に
選手生命を懸ける。
ライバル小笠原道大内野手が巨人に移籍し、一塁が空いた。
空いたレギュラーの座を目指し、激しい闘いが続く。
3年目の挑戦に挑む男に神は、昨シーズン以上の出場の機会を与え野球人生の花道を
有終の美で飾らせてくれるか。
挑戦する男の後姿に、勇気を与えられる。
このバットに夢を託す (写真を模写)