スポーツ紙に見る勝負の世界の厳しさ
桜の開花予想が発表された。
暖冬の影響で一週間も早い予想。
プロ野球オープン戦も真っ盛り。
昨年は、認められなかった育成選手のオープン戦出場が、
今年は可能になった。
地獄を見た男が、与えられたチャンスに燃えた。
中日中村紀洋内野手(33)が、西武とのオープン戦に「6番一塁」でフル出場、
ホームランを打った。
注目の中日森野将彦選手(31)も左翼と三塁を守り2安打と活躍した。
二軍落ちした中日井上一樹外野手(35)の出場はなかった。
実績が全ての勝負の世界、勝負の世界の厳しさが現実に。
中日の中村選手と井上選手と森野選手の三選手に明と暗と灰が。
・明は中村選手
育成選手契約から連日の厳しい練習に耐え、支配下登録選手と一軍入りを目指す。
練習成果が認められ、7日の西武とのオープン戦に「6番一塁」でフル出場、
監督の期待に応えホームランを打つなど大きくアピールした。
開幕一軍3塁手が有望になってきた。
・暗は井上選手
中日の選手会長として今シーズン選手を引っ張る。
これまで6試合に出場、5打席無安打と成績が上がらない。
落合監督から教育リーグでの調整と二軍落ちを宣告された。
・灰は森野選手
昨シーズン立浪和義内野手(37)から三塁のレギュラーの座を奪った。
今年も開幕三塁手が濃厚であった。
中村選手の加入で三塁手の座を脅かされている。
落合監督は既に布石を打っている。
井上選手に替え森野選手を左翼候補に挙げ左翼テストを開始している。
7日の西武とのオープン戦に「5番左翼と三塁」でフル出場、監督の期待に応え
4打数二安打と活躍した。
大リーグでも明と暗が。
・明はバイレーツとマイナー契約の桑田真澄投手(38)
4日のレッズとのオープン戦に初登板1回を遊ゴロ、2者連続三振と三者凡退に抑え
メジャー昇格に向け夢をつないだ。
・暗はデビルレイズの森慎二投手(32)
デビルレイズの春季キャンプに招待選手として参加したいたが6日マイナー行きを
通告された。
明の選手種も暗の選手種も灰の選手種も、勝負はまだ始まったばかり。
五選手の「明と暗」の結果は、開幕まで出る。
残った (写真を模写)