冬と春苦と喜び

kanazu362007-03-12

発達した低気圧影響で、新潟県内も昨夜から雪まじりの
強い風が吹く。
今日12日は、15の春の若者に「サクラ咲く」の
吉報が届く。
新潟県内の高校入試の合格発表日である。
3月8日は、「冬と春苦と喜び」が同居した一日だった。
・冬
 戻り寒波の来襲で新潟県内は、各地で今年一番の降雪と積雪を観測。
 町は白一色の白銀の世界に変身した。
 積雪は、新潟市で6センチ、長岡市で31センチ、上越市高田で36センチを記録。
・春
 新潟地方気象台から「桜の開花予想」が発表された。
 新潟市で4月3日、上越市高田で4月4日、佐渡市相川で4月7日の見通し。
 平年より一週間も早い開花予想である。
・苦
 2007年度の県内公立高校入試が8日、91校で実施された。
 心配された雪の影響もなく、約1万6千三百人が志望校合格を目指し15の春の戦いに
 臨んだ。
 県内全体の平均倍率は、全日制が昨年と同じ1.13倍。定時制が0.90倍。
 「サクラ咲く」の合格発表は、各高校で12日午後に行われる。
・喜び
 新潟大学の2007年度の合格者が8日午前発表された。
 9学部で計三千五百三十人が受験。合格者数は、千五百三十人。
 実質倍率は、2.3倍。
 合格者は、男子982人、女子548人。
 県内の合格者数は、678人で全体の44.3%で昨年の45.4%を1.1%下回った。
苦と喜びが同居する今年の「15の春の戦い」は終わった。
「サクラ咲く」の吉報が届いた若者にも、3年後には「18の春の戦い」が待つ。
子どもたちの学校生活も大きく変わる。
各市町村では、教育委員会の方針で2学期制を採用する学校が増え今後も増え続ける。
教育委員会では、県立高校全日制普通科の通学区を「全県1学区」とし、2008年度の
高校入試からの移行を決めた。
2008年度の「15の春の戦い」は、生徒も教師も親も初めて経験する渦に巻き込まれる。
冬があり春が来る。
苦があり喜びがある。
あったよ15番が (イラストを模写)