春場所で番付６９２番目の力士が初勝利に挑む

地方紙新潟日報を開いた。
”栗山米菓が初勝利”「チャレンジＬ開幕から１３戦目」
と大きな見出しが。
３月１０日の柏エンゼルクロス戦でセットカウント３：２で
破り初勝利を挙げた。
女子バレーボールチャレンジリーグの今季最終戦は、今日１１日行われる。
相撲以上に「八百長疑惑問題」で騒がれた相撲界。
春場所は、今日１１日が初日だ。
注目力士として
・新関脇で勝ち越しを目指す琴奨菊
・８度目のカド番で力士生命を懸ける大関栃東
・２度目の５連覇と２１回目の優勝を目指す横綱朝青龍
等が紹介されている。
春場所でもう一人相撲ファンが注目する話題の力士がいる。
序ノ口西３５枚目の杉下翼（鳴門部屋１６歳）だ。
相撲ライタ京須利敏さんが新聞に
”不戦勝除くと３９連敗　序ノ口杉下”と。
記事を読んだ。
杉下力士の春場所の番付地位は、力士総数６９３人の中で下から２番目の６９２番目。
下には、今年１月の初場所で初土俵を踏んだ序ノ口東３６枚目の力士が一人いる。
杉下力士の入門から１年間の成績は（１勝３９敗）、
・昨年の春場所初土俵、番付外の前相撲で５戦全敗
・序ノ口の番付に載った夏場所と名古屋場所は７戦全敗
・秋場所は１勝６敗（１勝は相手力士の休場による不戦勝）
・九州場所と今年の初場所は７戦全敗
「実戦」では３９連敗と不戦勝以外の勝ち星はまだない。
相撲界は、序ノ口で全休さえしなければ番付から削除されない。
過去に４２連敗と杉下力士の記録を上回る力士がおり、４３戦目に初白星を挙げた。
「つくばくん　まけるなファン　これにあり」のエールを送りたい。と結んでいる。
杉下力士は、今では珍しい中学卒業の力士だ。
出世披露の日には、稀勢の里の化粧回しを着け土俵場でファンに披露さらた。
連敗といえば誰でもが、すぐに競馬のハルウララを思い出すだろう。
１１３敗で引退したハルウララは４月から、ホースセラピー（騎乗を伴わない）馬として
子どもたちの前に姿を見せる。
ハルウララ以上に走っても走っても勝てず連敗記録を更新している馬が２頭いる。
１頭は、１１９連敗のシャッフル。
１頭は、１１７連敗のエリザベスクィーン。
現役馬の連敗記録は、トサノカオリの１２０連敗とインターネットに。
３月は就職場所と言われ、相撲界の新弟子検査に７３人が受験した。
合格者は、春場所初日の今日発表される。
初土俵から快進撃を続けていた幕内の把瑠都、怪我で春場所を休場する。
全休すれば、５月の夏場所は十両に転落する。
６９２人目の杉下力士、怪我をせず番付の階段を一歩一歩上り大きな夢を掴め。
連敗に臆せず下向きに勝負の世界に生きる「杉下力士」「シャッフル」「エリザベスクィーン」
に、初白星・初勝利のエールを送る。
エールを送る　（イラストを模写）