明治村に甦った懐かしい小熊写真館
3月18日は、明治村開村記念日。
あれこの写真は。
3月15日の地方紙新潟日報に忘れられない懐かしい建物、
「小熊写真館」が掲載されていた。
小学校への通学路に建っており、6年間行き帰りに
見た建物だ。
建物は、本町3丁目(旧高田市)の儀明川の近くに建つ老舗の写真館で、
1908年(明治41)建てられた雪国ではめずらしい西洋風のモダンな
建物だった。
愛知県犬山市の「博物館明治村」に移築されたという話は聞いていた。
日記を開いた。
1991年(平成3)8月23日に伊勢神宮を参拝した際に明治村を見学した。
小雨の中傘をさし見学とある。
購入したガイドブックには、明治村は昭和40年(1965)3月18日開村。
自然に恵まれた100万平方メートルの丘陵地帯に、聖ヨハネ教会堂・三重県庁・
札幌電話交換局・高田小熊写真館など58の明治の建造物が点在する。
(うち9棟は重要文化財)
第八高等学校正門が明治村の入り口。
村内に入り、聖ヨハネ教会堂・三重県庁・二重橋飾電燈・札幌電話交換局・京都七条
巡査派出所・歩兵第六聯隊兵舎・呉服(くれは)座・金沢監獄中央看守所と監房・
帝国ホテル中央玄関・高田小熊写真館・・・・
ほとんどの建物を見た。
高田小熊写真館は1982年(昭和57)に、同博物館の勧めで移築された。
写真館の小熊和子(86)さんは、「かなり省略して建てられて、当時の姿とは
だいぶ違った」と満足していなかった。
少しでも元の姿に近づけようと博物館側と話し合い昨年11月から復元作業が始まり
今年3月に改修作業が完了した。
高田の人々には懐かしい、往時の西洋風のモダンな姿が明治村に甦った。
復元改修され新しく甦った小熊写真館を明治村で次に見るのは、何時ことだろうか。
この建物は (イラシトを模写)