春彼岸のお中日

kanazu362007-03-20

週間天気予報では、新潟地方の雪マークも
今日20日が最後であとは雨マーク。
「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる。
今年の季節は異常だ。
冬と春が逆転。
2月は春の陽気で暖かく、3月は連日雪が降る冬の寒さ。
明日21日は、春彼岸のお中日。
坂井輪墓苑管理事務所から「坂井輪墓苑だより」と平成19年度墓地管理料納入の
案内が届いた。
お彼岸とは、3月の春分と9月の秋分の日を中日として、その前後3日ずつ合わせて
7日間が「彼岸会」の時期になる。
初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸明け」という。
今年は、3月18日が彼岸の入り、21日がお中日、24日が彼岸明け。
新潟県の葬儀と法要(新潟日報事業社刊)」によれば、
墓参りの時期に決まりはないが、仏式の場合は、
・春と秋のお彼岸 ・お盆 ・故人の祥月命日 ・年回忌法要 ・年末 ・月忌
等と。
坂井輪墓苑だより「無量寿」に、瑞林寺住職廣澤憲隆さんが
「私はお墓の中にいません」と題し、新潟出身の新井満氏の訳詩
千の風になって」を紹介、その中で
「いのちは永遠」
大切な人を亡くしたときに、その悲しみを癒し、乗り越える力を世界中の人に
あたえてくれる。
この詩の持つ謎は何であろう。
新井氏はそれを「風」にあると自問して、
「風を見た人は一人もいない。つかまえた人も一人もいない。にもかかわらず風はいつだって
どこにだっている。自由自在に偏在している。生まれたと思えば、すぐに死ぬ。
死んだと思えば、すぐ息を吹き返す。そうだ、風は息なのだ。大地の伊吹なのだ。
地球の呼吸なのだ。千の風になるとは、大地や地球や宇宙と一体化することなのである。
・・・・」と。
故郷高田の生家の墓地は、遠く離れた私が守る。
親不孝か墓参は年に数回である。
仏壇は新潟に移し、私と妻が守り朝晩祈る。
三男分家の身、墓地だけは新潟に購入したが墓はまだ建立していない。
彼岸のお中日、妻は今年もまたおはぎを作り仏壇に供える。
暑さ寒さも彼岸まで、予報では「明日からは、春の陽気」と。
サクラの便りがまもなく届く。
墓参り (イラストを模写)