退会と別れ入会と出会い新しい道への 門出

kanazu362007-04-01

職場の仲間から退職と異動の挨拶状が届く。
「人間五十年下天のうちにくらぶれば夢幻の
如くなり・・・」、織田信長が好んで歌い舞った
謡曲「敦盛」の一節だ。
50はとうに過ぎ66歳になった。
退職後は、趣味のパソコンを生かし社会に貢献することが夢だった。
知人からパソコンボランティア活動の会があることを知らされ入会した。
60歳だった。
あれから6年、会員の方たちと苦楽をともにした。
会の方針は「高齢者のデジタル・デバイドの解消」。
活動は、高齢者を対象にした体験講座で、インターネットやメールや
年賀状の作成などの講座を中心に「受講者一人にサポータが一人付く
マン・ツー・マン方式」の学習だった。
オリジナルの学習マニュアルも作った。
6年間で作ったマニュアルは100本を超えた。
オリジナルの学習マニュアルには、一目でわかるようにエレメントで作った
ロゴマークを入れた。
ロゴマーク入りのマニュアルを目にするとそれぞれに6年間の思い出が甦る。
パソコンとの出会いは、ウインドウズ95であったから1995年のことだ。
パソコンも95・98・Me・XPと5台も購入した。
2007年1月30日ビスタが発売された。
ビスタの発売を機にボランティア活動を退会するか継続するかで迷った。
悩んで矢先「坂井輪の郷土を語る会」の会員募集の記事を見つけた。
知人からメールが届いた。
「県外から新潟に引越しして来ました。一昨年は墓地を買い昨年墓を建てました。
これで新潟に永住する心構えができました」と。
決断がついた。
私も故郷高田を離れ、坂井輪の住人になったのだ。
「第二の故郷、坂井輪のことを仲間の人たちと一緒に勉強しょう」と。
凡人である。
二兎は追えない。
パソコンボランティア活動の会を退会し、坂井輪の郷土を語る会への入会を決めた。
「坂井輪の郷土を語る会(会長小林武21名)」から18年度総会開催の案内状が届いた。
3月23日の総会に出席、新会員として紹介され、19年度の行事計画が発表された。
退会と別れ入会と出会い。
新しい道への門出、坂井輪の郷土を語る会の活動は4月から始まる。
別れ後ろ姿に寂しさが (イラストを模写)