あぁ懐かしい昭和の町並みが
50年前にタイムスリップした、昭和30年代の
懐かしい昭和の町並み展を見てきた。
三越新潟店が今年、1907年に創業した前身の
小林呉服店から数えて100周年を迎えたことを
記念して企画された「近くて懐かしい昭和展」。
入場料を払って会場に入った。
今ではもう見られなくなった、昭和30年代の懐かしい町並みが再現されている。
銭湯や食堂や映画館や懐かしい教場が立ち並ぶ。
通路の壁には、中村錦之助や美空ひばりの懐かしい映画ポスターが貼られている。
「3本立て」の文字もある。
テレビからは、力道山のプロレス姿や長嶋選手の姿や美空ひばりの懐かしい歌が流れる。
茶の間のちゃぶ台には、湯のみ茶碗が無造作に置かれ、今までそこでお茶飲みしていた
光景が目に浮かぶ。
茶の間に座り案内する割ぽう着姿の主婦に癒しを感ずる。
駄菓子屋もある。
30年前の昔の姿で。
店内には駄菓子や紙飛行機、おはじき等といった玩具も並べられ販売されている。
学校から帰ると10円玉を持ち駄菓子屋に駆け込んだ思い出が脳裏に甦る。
映画館では懐かしい中村錦之助の映画を上映している。
今では、写真でしか見ることのできない昭和の古町や西堀や柾谷小路の写真と新聞記事も
展示され、当時の懐かしい新潟の姿を回顧できる。
小林呉服店から小林百貨店そして三越新潟店へと100年の歩みが、記録や写真や年表で
紹介されている。
物があふれ便利になり過ぎ苦労知らずの今。
物がなく、一人ひとりが工夫して楽しみを作り出した昔。
子供たちにとっては、どちらが幸せなのだろうか。
昭和30年代を懐かしく思うのは、私だけだろうか・・・。
時間よ昭和30年代で止まれ。
懐かしい50年前が (イラストを模写)