背番号99を背負う男たち

kanazu362007-04-24

23日のスポーツ新聞は、
”走る巨人だ319日ぶり首位”
と大きな見出しが紙面を飾る。
巨人が、ついに中日を抜き昨年6月7日以来
319日ぶりに単独首位に浮上した。
古来日本では、数え年で長寿を祝う習慣がある。
還暦(61)・古稀(70)・喜寿(77)・傘寿(80)・米寿(88)・
卒寿(90)・白寿(99)・紀寿(100)と。
99も白寿呼ばれ、縁起のいい数字の一つだ。
百から一を取ると白となる。
100から1を引くと99(九十九)となる。
つくも(九十九)は、白の代字に使われる。
白髪のつくも(九十九)という言葉もある。
縁起のいい「99」を背番号に背負い活躍する男たちがいる。
・中日中村紀洋内野手(34)
 2007年地獄から這い上がってきた男だ。
 育成選手契約から支配下登録選手の座を勝ち取った。
 4月21日のヤクルト戦では、2本のホームランを打ち勝利に貢献した。
 22日現在の成績は、20試合に出場、打席数82・77打数21安打(ホームラン3)・
 打点12・打率276
阪神狩野恵輔捕手(前橋工高25)
 2000年ドラフト3位・プロ7年目・昨年のウェスタンリーグの首位打者
 4月20日の巨人戦で、延長12回裏2死満塁で代打で登場した。
 レフト前にプロ初安打・初打点となる劇的なサヨナラヒットを打った。
 「絶対に打ってやろうと思っていた。ほんとにうれしい」と興奮気味に。
 勢いは止まらない。
 翌21日は、矢野捕手に変わり先発でマスクをかぶり、4打数3安打(ホームラン1)。
 22日は、途中から矢野捕手と交代、九回裏にホームランを打った。
 6年間の下積みに耐えた執念がサヨナラヒットを呼びその後の大活躍に。
 22日現在の成績は、3試合に出場、打席数7・7打数5安打(ホームラン2)・
 打点4・打率714
・大リーグカージナルス田口壮外野手(37)
 2002年からカージナルスで活躍。
 2005年は、143試合に出場、2006年は、134試合に出場。
 2007年は、これまでに14試合に出場、26打数、6安打、打率231
2007年プロ野球選手一覧表で背番号99の選手等を調べた。
・選手
 ・横浜横山道哉投手(横浜高30)
  1995年ドラフト3位・プロ12年目。
  横浜ー日本ハムー横浜、かってのセーブ王
 ・ロッテ田中良平投手(加賀高25)
  2000年ドラフト1位・プロ7年目。
  昨年は一軍の登板はないが、ファームでチーム最高の35試合に登板した。
 ・オリックス吉川勝成投手(竜谷大30)
  1983年ドラフト2位プロ8年目。
  2004年50試合に出場4勝4敗、2005年29試合に出場0勝4敗
  2006年15試合に出場0勝0敗
・コーチ
 ・巨人内藤重人(42) ・ヤクルト山部太(36) ・西武坂元忍(33)
地獄を見た中日の中村内野手、6年の下積みに耐え執念で一軍の座を勝ち取った
阪神の狩野捕手。
明日の一軍を夢見て、中村・狩野選手に続く背番号99を背負う男たちの
活躍を期待する。
背番号99の男が