五泉市菅出の水芭蕉を見る

kanazu362007-04-30

昨4月29日は、「天皇誕生日昭和天皇)」「みどりの日
「昭和の日」と名称が変わった。
みどりの日は5月4日に。
平成も19年、昭和も遠くなった。
29日は、菅名岳の山開きである。
菅名岳登山口近くの五泉市菅出「ふれあい自然の里水芭蕉公園」を訪れ
水芭蕉を見てきた。
これまで、新潟県内の胎内市地本の水芭蕉妙高市笹ケ峰いもり池の水芭蕉
見たが、五泉市水芭蕉は始めてである。
胎内市地本の水芭蕉(県指定天然記念物)
 海岸から2kmの標高8mの田圃の真ん中に、高山植物水芭蕉1万7千株が
 自生している。
 高山植物水芭蕉が低地で繁茂するのは、植物頒布上珍しい。
妙高市笹ケ峰いもり池の水芭蕉
 いもり池の由来は、昔イモリが多くすんでいたことから名づけられた。
 池の周囲は一周は約500m、遊歩道が整備され妙高山の美しい姿が水面に映る。
 雪解けとともに10万株の水芭蕉が、池一面を白い可憐な花で覆い春の訪れを
 里に告げる。
五泉市菅出ふれあい自然の里水芭蕉公園
 五泉市の東南、菅名岳の麓にあり、昔から水芭蕉が自生したいた湿地帯。
 面積は2.1ha、木道の長さは480m、水芭蕉の植栽数は約3万株。
 毎年3月下旬から4月上旬に開花する。
 4月上旬には、山桜との競演がみごと。
水芭蕉(さといも科)
 雪解けとともに真っ白い苞(ほう)に包まれた大型の花を出して、湿地帯一面に
 群がって咲く多年草です。
 白い苞に包まれて、棒のような太い花軸があり、この上にうす緑の小さな花が
 密集しています。
 一つ一つの花は花びら4枚、めしべ1本、おしべ4本で、おしべの粉袋は黄色です。
 茎は地中深くにもぐり、表面に出てくることはありません。
最盛期を過ぎた公園は、車も少なく訪れる人も少ない。
木道を歩いた。
湿地帯は、無数の水ナラの木が太陽の光を遮る。
木々の間からは盛りを過ぎた水芭蕉の広い花が点々と続く。
水辺にもヤマザクラやコブシの白い花が咲く。
ウグイスの鳴き声に合わせ蛙も鳴く。
ムラサキケマンの花が咲きオオウバユリの葉が夏を待つ。
オオウバユリの大きな花が咲くのはまだ先だ。
近くで農作業をしていた人の話では、今年の見ごろは4月10日頃だったと。
最盛期にもう一度見にこよう。
木道を歩く (イラストを模写)