旧小澤家の庭園と白山公園のフジと  八重桜

kanazu362007-05-12

「温故知新」。
”故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る”という故事がある。
商家旧小澤家の庭園が、一般公開されると新聞で知つた。
古き訪ね文化を知り昔の面影を偲ぶを実践した。
小澤家は新潟市上大川前通12番町にある。
信濃川やすれぎ堤を歩き白山公園を散策し小澤邸の庭を見た。
・白山公園の白フジ
 池の周りのフジ棚は、白と薄紫のフジの花が満開だ。
 ひょうたん池に架かる「ちがい橋」は、白いフジの花で白フジのトンネルに。
・八重桜の花びらが芝桜に変身か
 新聞に『「散ってひと花地面も満開」と花びらが一見、芝桜と見間違えてしまう』
 と出ていた。
 白山公園内を散策、変身場所を探した。
 分からない。
 老人に聞きやっと場所が分かつた。
 斜面にある一本の八重桜の木が、花びらを芝の上に散らしている。
 花びらが積もり木の下は、ピンク色に染まる。
 遠くから見ると一見、芝桜のようだ。
 花を楽しませ、散った花びらが芝桜に変身。
 公園を訪れる人を二度も楽しませる八重桜。
 新聞では、一見、芝桜と見間違えてしまう場所は、公園の中でも人通りの
 少ない斜面の一角と。
・旧小澤家の庭園
 受付で配布された資料によれば、
 ・旧所有者・小澤家
  小澤家は、江戸時代後期(19世紀前期)には新潟町で活躍していた商家です。
  江戸時代は「小澤屋七助」と名乗り米穀商を営んでいました。
  明治初期に、回船問屋業に進出、やがて運送・倉庫業などで成長し、明治末期には
  新潟を代表する商家の一つになった。
  建物は約1600?敷地内に主屋などは明治13年(1880)の大火の直後に
  再建された。
  その他の建物(家財蔵・新座敷・離れ座敷)は、明治末期に増築されたと考えられる。
  土地・建物は、平成14年に小澤家から新潟市に寄贈され、建物は平成18年に
  新潟市指定有形文化財となった。
 ・庭園
  明治末期に、家財蔵・新座敷などの増築とあわせて築造されたと考えられる和風庭園
  です。(作庭者は不詳)
  庭園部分の面積は約900?。
  石組みなどに伝統的な庭園手法が見られる一方で、芝を張って庭園を社交の場や
  生活の場として使おうとするモダンな庭園様式の流行がうかがえる。
  クロマツを中心にサツキ類を配した植栽は、典型的な新潟の植栽手法です。
  紀州石・御影石佐渡赤玉石・太古石(中国)など、船によってもたらされた石・飛石
  が多くあります。
  京都の陶工・清水六兵衛(四代目か?)作の陶製の灯籠も据えられています。
平日であったが多くの人が見学に訪れていた。
庭を散策。
フジが咲き、サツキが咲く。
障子戸越しに邸内を覗いた。
やはり旧家は趣がある。
古き訪ね文化を知り昔の面影を偲んだ。
庭園を見る (イラストを模写)