フッ素洗口とむし歯と歯周病

kanazu362007-06-04

今日6月4日は、むし歯予防デー。
今日から10日までが「歯の衛生週間」。
本年度の標語は「ずっとずっと いっしょがいいな 自分の歯」。
新潟県では、5月15日、本県の12歳児の平均むし歯本数が、
2006年度に全国最少の0.99本とついに1本以下になったと発表した。
それによれば、
一本もむし歯がなかった人は、ほぼ三人に二人に相当する62%を上まわった。
これは「学校などでフッ素洗口を進めてきた効果が大きい」。
フッ素は、歯の表面のエナメル質を硬くしむし歯になりにくくする効果がある。
県では、1970年度から幼稚園児や小中学校でフッ素液を使ったうがいに
取り組んできた。
その結果、昨年度は公立幼稚園・保育所・小中学校のフッ素洗口率は44.8%と
全国平均の7.2%を大きく上まわる。
本県の12歳児のむし歯数は、1980年度が5.03・85年度が4.46・
90年度が3.70・95年度が3.01・2000年度が1.81・
05年度が1.05そして2006年度が0.99と1本を下まわった。
・むし歯
 むし歯が大幅に減少した理由は、
 ・県民の歯科保健に対する関心が高まったこと
 ・歯科医師会と行政が一体となって推進したフッ素洗口を中心としたむし歯予防対策に
  取り組んだこと
 ・学校と歯科医療機関との連携によるむし歯予防対策に取り組んだこと
歯周病
 県内成人の約8割が歯周病になっている。
 子供たちの2−3割も歯周病になっている。
 歯周病は近年増加傾向にある。
 歯周病の予防は、ブラッシングが効果的で、特に歯と歯の間を磨くことが大切。
 歯間ブラシとデンタルフロスを使う人は36%にとどまる。
 歯周病予防のため、かかりつけ歯科医へ定期受診する人は8%にすぎない。
2004年の調査によると、成人期に残っている歯の本数は、
50歳代が23.3・60歳代が18.4・70歳代が13.7・80歳代が8.80。
8020(ハチマルニイマル)運動が叫ばれている。
80歳で20本の歯を残そうという運動だ。
私は、20年前から月1回定期受診している。
5月28日の受診では、
・口腔内清掃状況 概ね良し ・歯周炎の程度 中程度
・ブラッシングは「前歯の歯のつけ根もきちんとブラシを当てるとよい」
と診断結果がでた。
残っている歯の本残は、66歳で26本。
これまでにむし歯で歯を2本抜いた。
歯の残存数は、平均を大きく上まわっている。
チラシに「歯の衛生週間特集」”しっかり噛んで、しっかりみがこう・・・”と。
むし歯も歯茎の病気も予防の基本は、食後の歯磨きと定期受診が大事だと。
自分の歯は自分で守り「8020」を達成する。
歯磨き (イラストを模写)