時の記念日「時は金なり」

kanazu362007-06-10

今日6月10日は、時の記念日である。
時の記念日の由来」
時の記念日は、1920年(大正9)に制定された。
当時の日本人に、欧米人なみに時間を尊重する意識をもって
もらう事を目的とし、生活改善同盟会が「日本書紀」の天智天皇の条、
水時計創設の記によって6月10日を選定。
時間の大切さをかみしめる日と意義つけられている。
日本書紀に記されている641年4月25日は、現代の太陽暦でみると
6月10日になる。
日本人は、昔から時間にルーズで時間通り定刻に始まることは少なかった。
遅れて始まるのが当たり前。
人々は、これを「○○時間」と言った。
私も「高田時間」という言葉をよく使った。
職場では、時間に厳しかった。
「5分前精神」が合言葉。
「集合は5分前に終わること」を厳しく指導された。
時計といえば昔は、セイコーシチズンだった。
今は、カシオがこの2強に割って入り、時計は3強時代と言われる。
標準時を受信して正確な時刻を表示する電波時計が売れている。
販売するカシオ計算機では、世界での販売累計数が5月末で1千万個を超えたと。
時間といえば、トラベルミステリー作家として有名な西村京太郎氏は、
列車時刻表と殺害時間をキーワードに、時間との葛藤を題材にミステリー小説を書く。
時の記念日に合わせ、先日録画した「みちのく殺意の旅」を観た。
水郡線東北本線仙山線東北新幹線等の列車時刻表と殺害時刻を絡める。
十津川警部ら刑事陣が、列車時刻表と殺害時刻から事件に絡まるアリバイトリック崩しに
奔走する。
妻の「急がば回れ」の一言が、事件解決の糸口となる。
時は金なり(時間は非常に貴重で、金銭と同様の価値がある)。
アメリカでは、「Time is money」と。
政府は、日照時間の長い夏季に、時計の針を1時間進めることで省エネや
余暇時間の拡大を図りたいと「サマータイム」の導入を前向きに検討している。
日本では、終戦直後の1948年4月28日に「夏季時刻」が公布され、
同年5月から実施された。
実施日は、5月の第1土曜日から9月の第2土曜日まで。
しかし、1952年4月11日に夏季時刻は廃止された。
英語読みでは「サマータイム」、ローマ字読みでは「サンマータイム」。
私たちは、学校で「サンマータイム」と習った。
懐かしい言葉である。
時の記念日に「時は金なり」と「サンマータイム」という言葉を思い出し、
あらためて時間の貴重さを認識した。
時間に遅れて悪い悪い (イラストを模写)