涼を求めて

kanazu362007-06-29

新潟県下に大雨洪水注意報がでています」とテレビが。
夏の風物詩の写真が紙面を飾る。
新潟産の赤塚と太夫浜の「スイカ」。
新潟亀田郷の梅「藤五郎」。
上越市土橋の畑を赤紫色に染める「赤シソの葉」。
田上町護摩堂山を彩る「アジサイの花」。
近くの学校のプールからは、子どもたちの元気な声がする。
夏至(6月22日)も過ぎた。
6月も終わる。
盛夏の季節がくる。
暦では、7月7日が小暑、7月23日が大暑、8月8日が立秋、8月23日が処暑
暑中見舞いハガキが売り出されている。
暑中見舞いは、小暑から立秋の前日の8月7日まで。
残暑中見舞いは、立秋の8月8日からの8月末までと書物に。
涼を呼ぶ夏の風物詩コーナーが、デパートの一角に設けられていると聞き訪れた。
浴衣・扇子・うちわ・風鈴・手拭・招布(まねぎ)・風呂敷・がまぐち・ついばい・
壷庭セット・浮き玉セット等が並ぶ。
招布とは、神社や仏閣の清め水の所に下がっている手拭のこと。
ついばいとは、茶屋に置く手水鉢(ちょうずはち)のこと。
他にも、夏を感じさせるものがある。
昔の人が軒先に吊るした「吊りしのぶ」と「江戸風鈴」だ。
エアコンや扇風機のように実際には気温を下げない。
しかし、吊りしのぶは人の目に涼しさを、風鈴の音は人の耳に涼しさを感じさせる。
喧騒のデパートの一角にも涼を求める静かな場所があった。
壷庭セットの水の流れを眺め水琴の音を聞く。
そよ風が風鈴を揺らし涼しげな音色を奏でる。
水と音色が、人の心を癒し和ませる。
子守 (写真を模写)