大相撲怪我と休場

kanazu362007-07-23

大相撲名古屋場所は,新横綱白鵬の誕生と
関脇琴光喜大関取りと重なり沸きに沸き、満員御礼が
8回も出る大人気だった。
東西横綱の対戦が5年ぶりに実現した。
横綱朝青龍が、新横綱白鵬を破り3場所ぶり21回目の優勝を飾った。
関脇琴光喜は、千秋楽で稀勢の里に敗れた優勝を逸した。
大関昇進を諮る理事会開催を要請したことから、25日の理事会で
琴光喜大関昇進が決まる。
刈羽村出身の三段目希帆ノ海(23・出羽海部屋)は、優勝決定戦で
南に破れ惜しくも優勝を逸した。
しかし、中越沖地震の被災地の人たちに元気と勇気を与える活躍だった。
大相撲には怪我がつきものである
名古屋場所で関取6人(幕内4・十両2)が、怪我を負い休場した。
・幕内力士(4人)
・幕内東14枚目把瑠都 初日の8日土佐ノ海戦で左膝負傷
                0勝2敗13休 怪我の回復が遅れ9月場所も
                全休場ならば幕下陥落の恐れも
・幕内西3枚目露鵬 3日目の10日大関千代大海戦で腰部挫傷
              3勝1敗11休
・幕内東7枚目栃煌山 9日目の16日鶴竜戦で左肩関節脱臼
                4勝6敗5休
・東大関魁皇 12日目の19日横綱白鵬戦で左大腿部屈筋損傷 
          8勝5敗2休
十両力士(2人)
十両東7枚目玉力道 4日目の11日境沢戦で右膝負傷 
               9日目の16日から再出場 5勝7敗3休
十両西10枚目境沢 7日目の14日将司戦で左膝関節靭帯損傷 
               11日目の18日から再出場 7勝6敗2休
大相撲の「怪我と休場」いえば忘れられない力士がいる。
大関琴風と前相撲から再スタートする吐合だ。
大関琴風(現尾車親方)
 膝の怪我で2度も幕内を陥落、大関目前から幕下30枚目まで落ちた。
 怪我を克服、試練に耐えリハビリと猛練習で初優勝を飾り大関に昇進した。
 初土俵は、昭和46年7月場所・昭和50年代には怪我で幕下30枚目まで
 陥落・昭和56年9月場所関脇で初優勝(12勝3敗)し大関に昇進。
 2度の優勝を飾り昭和60年11月場所引退、尾車親方として尾車部屋
 率いる。
 幕内豪風嘉風十両若麒麟の関取を育てる。
 愛称は「ペコちゃん」、NHKの相撲界説者としてテレビ・ラジオに登場する。
・前相撲力から再スタートの吐合(北の湖部屋
 新弟子ゼロの名古屋場所では、怪我や病気などで番付外に
 落ちていた5力士が3日目の10日から前相撲を取った。
 吐合明文は、2004年の学生横綱である。
 2005年に北の湖部屋に入門、幕下格付け出しで2005年に初土俵
 踏んだ。
 好事魔多し、怪我で泣き番付外に陥落した。
 苦しみの中でも挫折せず試練に耐えリハビリに徹し、夏場所の前相撲で
 力士生命を懸けた。
 学生横綱吐合は、来場所の番付に序の口「吐合」としこ名が載る。
 9月場所、地獄を見た男吐合が、前相撲から関取を目指し再デビューする。
名古屋場所で怪我と休場に泣いた力士たちよ、元大関琴風や前相撲力から
再スタートする吐合力士の闘士に負けるな。
怪我の挫折に負けず、試練に耐えリハビリと猛練習で栄光を掴め。
横綱を破った大関だ (写真を模写)