北限のオニバスの自生地福島潟を   訪れる

kanazu362007-08-07

夏の訪れを告げるオニバスの花が
見ごろを迎えたと新聞に。
5日、新聞記事に誘われ福島潟を訪れ
オニバスの花を見てきた。
オニバスの自生池には「オニバスの自生地(北限のオニバス)」と
書かれた看板がある。
福島潟は、かつて舟の往来に支障をきたすほど潟一面にオニバスが生育
していた。
しかし、近年の干拓や水位の低下等に伴って、昭和49年(1974)頃に
絶滅したと思われていた。
ところが、昭和63年(1988)にこの場所にオニバスの生育が再発見され、
分布が日本の北限にあたることから保護活動が始まりました。
1994年7月 福島潟のオニバスを育成する会
福島潟と道路沿いの間に、池が10作られている。
オニバスの池が7、ガガブタアサザの池が2、ヒヒの池が1。
係りの人は、今年は水温が上がらずオニバスの開花は例年より遅い。
水温が30度になれば一気に開花する。
この池は、オニバスが繁殖しすぎ水面を覆っているので間引きして、水の駅
「ビュー福島潟」の学習観察池に移植します。
オニバスの葉は円形で大きく、正面はあばた模様のようにでこぼこしている。
葉は大きくなると、直径1.5mから2mにもなる。
中にはシャーレーのように縁がある葉もある。
佐渡小木のたらい舟のように水面に浮かんでいる。
葉の中に親指ほどの大きさの濃いピンク色の花が一輪咲いている。
最盛期には、池一面に400輪以上もの花が咲く。
隣の池のガガブタの白い花やアサザの黄色い花も美しい。
やがて池は、オニバスの濃いピンクの花とガガブタの白い花とアサザの黄色い
花に染まる。
ノガモが目の前の道路を悠然と横断して池へ。
福島潟にはまだのどかな田園風景がある。
水の駅ビュー福島潟では、10周年を記念し「国際オニバスサミット」が、
8月25・26日開催される。
国際オニバスサミットには、海外4カ国(ロシア・中国・韓国・インド)と
国内4地域が参加する。
これがオニバスの花 (イラストを模写)