佐潟の湖上潟舟体験等で佐潟を知る

kanazu362007-08-21

ラムサール条約に登録されている佐潟
「湖上潟舟体験」が出来ると聞き19日体験した。
チラシには、
・期間 4月末から8月末の毎週土・日・祭日
・時間 12:00から17:00
・乗船時間 約25分
・体験参加費 大人500円・子供200円(小学生以下)
 (最大乗船人数4名・最低運行人数大人2名)
佐潟公園湿地センター脇の乗り場には3隻の潟舟がある。
潟舟は、昔地元赤塚の住民が佐潟での漁や稲運びに使っていた木製の船。
この舟を地元の人は「潟舟」と呼ぶ。
13時10分一隻目の舟は、オレンジ色のライフジャケットを付けた3人が乗り
岸を離れた。
2隻目の乗船は私一人である。
「待ちますか」「一人で乗ります」「一人ですと800円ですよ」
13時20分舟は岸を離れた。
船頭は竹竿一本で船を自由に操り、ヒシやハスに覆われた水面をゆっくりゆっくりと
沖に向かって進む。
ヒシに覆われた湖面の上をトンボが悠々と飛ぶ。
ヒシの葉にトンボが止まる。
オニヤンマもショカラトンボもいる。
遠くのヨシの中から白サギが飛び立つ。
ハスの葉を倒しながら舟は進む。
先ほどまで見えていた前の舟の姿が見えない。
ハスの群生地の中に隠れてしまったのだ。
潟の中にハスの小山が見える。
「あそこは肥料がたまりハスが大きくなったのです」。
潟の所々にハスの小山がある。
湖面の中間地点で折り返しとなった。
「潟のハスの花は、お盆前の12日に刈り取って売ります」
「もうお盆も過ぎ、潟のハスの花を取る人はいません」
「好きなだけ取って下さい」
ハスのつぼみ4本とハスの実4個とハスの葉2枚を取り土産にもらった。
「ハスの葉を包装紙に代用にして下さい」
湖上潟舟体験は、25分の予定が大幅に伸び約40分となった。
佐潟水鳥・湿地センターでは、「佐潟いきいき鑑定団」が開催されていた。
佐潟の植物・佐潟の昆虫・佐潟の野鳥について担当講師が参加者に説明した。
オニバスは、残念ながら今年は2株しか発芽しません。昨年は6株でした。
花は、9月に入ってから咲きます。
場所は、桜並木を過ぎ広場の手前です。
ヨシが刈ってあり、目印に竿が立っています。
これがホシベニカミキリ虫です。
新潟県では佐潟でしか見られません。
水槽で泳いでいるのが、ゲンゴロウです。
佐潟には今はもういません。
これが佐潟で見られる、野鳥の羽です。
スズメ・トビ・ヒヒクイ・白鳥・・・
オニバスを見るために遊歩道を歩いた。
ヨシの切れ目から目印の竿が見えた。
ヒシが群生する中に大きなオニバスの葉が確認できる。
岸から約30mも離れており花は見えない。
そよ風が湖面を吹き抜ける。
佐潟の「湖上潟舟体験」と「佐潟いきいき鑑定団」の説明で佐潟を知ることができ
楽しかった。
土産のハスと実と葉は、花瓶に生け床の間に飾った。

潟舟に乗る (イラストを模写)