わがむらわがまち自慢の逸品まつりに 同級生が出店

kanazu362007-09-14

11日の新聞に“心ふるさとに”
「首都圏の県人たち」に、マルマンストーア会長
柳萬治(77歳 柏崎市)さんの奮闘記が掲載されていた。
小学校の同級生から「わがむらわがまち自慢の逸品まつり」
に出店するので見に来て欲しいと連絡があった。
わがむらわがまち自慢の逸品まつりは、17日まで新潟古町の新潟大和デパートで
開催される。
小中学校のクラス名簿を開いた。
一代で会社を興し社長になった男が3人いる。
一人が工芸店「陶美堂」を一人が菓子店「かのこ」を一人がスチール販売の
上越スチール販売」を経営している。
陶美堂社長はアイデアマンだ。
「高田の四季」の著作権を取得、商品に活用する。
絵を小学校の恩師に依頼し、その絵と高田の四季を組み合わせた行灯を作り、
故郷高田の四季のメロデーが行灯から流れる商品を販売する。
多羅葉樹の葉と棒をセットにした「はがきセット」も作り郵便の父「前島密記念館」
で土産品として販売する。
葉書は、葉に字を書くから葉書になったと。
多羅葉樹の葉に竹串様のもので字を書き、しばらくすると字が浮かび上がってくる。
かのこの社長は、死ぬまでに高田を代表する「おかしのみやげ品」を作りたいと話して
いたが夢を実現する前に亡くなってしまった。
上越スチール販売の社長は、後継者の息子も育ち悠々自適の人生を歩く。
13日、わがむらわがまち自慢の逸品まつりを見学、会場で陶美堂社長と会った。
会場には、県下の自慢の味と技の商品が並ぶ。
故郷上越のファーストファームからは、生ヤギ乳で作ったアイスクリームとバターが。
あやめフードからは、懐かしいくびき(頚城)の押し寿司が。
あやめフードでは、実演コーナーで押し寿司を作り販売していた。
同級生の陶美堂の店には、一福セット・三段チェスト・盆付火鉢・川中島戦いの花瓶
等などが、上杉謙信公の馬上姿像も並ぶ。
「高田の四季」のメロデーが流れる商品もある。
昔、勤務地で土産として買った懐かしい商品も並んでいた。
糸魚川牧野製飴店の「牧野の飴」
糸魚川田鹿麩店の「手づくりえご」
糸魚川青木商事の「ヒスイ」
・旧笹神村のコトヨ醤油醸造元の「コトヨ醤油」
新発田市宮村製麩所の「麩まんじゅう」
新潟市大橋食品の「手づくりまめてん」 
他にもいろいろな逸品が・・・
実演コーナーでは、職人が見事な技を披露する。 
会場は、懐かしい昔ながらの商品を買おうと大勢の人で大賑わい。
マルマンストーア柳萬治会長は、自分で卸した肉を飲食店に買ってもらおうと、
昼に営業で断られても、夜にもう一度行って皿洗いを手伝った。
「どうしたら相手に重宝がられるかを考えた。肉が安くて手伝いもしてもらえるなら、
買ってやろうと考えるのが人情。信用がないから、他人と同じことをしても認めて
もらえなかった」。
昼夜を問わず働き、会社を軌道に乗せた。
「幹が太くなければ、いくら枝を出しても風が吹いたら転んでしまう」と自らの経営哲学を
語る。
柳萬治会長と同じよういに会社を興した同級生3人は、会社を軌道に乗せるまでの
苦労話を同級会の席上で話してくれた。
人生は苦労の連続である。
苦労が人間を成長させる。
残された人生、幹をまだまだ太くし、風で小枝が折れないように頑張るぞ。

実演 (写真を模写)