イチジクとカラス

kanazu362007-09-22

イチジク収穫の最盛期を迎えている。
9月11日の新聞に、新潟市西蒲区巻鷲ノ木地区の
イチジク収穫の写真が出ていた。
17日、収穫状況を見に鷲ノ木地区に出かけた。
新潟県下のイチジク栽培の始まり
 新潟県下のイチジク栽培は、大正時代の初期に新発田市の五十公野地区で始まった。
 新発田市では「蓬莱柿(ほうらいし)」という日本イチジクを栽培する。
・県下の生産地
 県の農林水産部によれば主生産地は、新発田市・巻(新潟市)・大潟(上越市)で
 他に佐渡市胎内市・旧白根市などがある。
 JA越後中央巻営農センターによれば、同地区では約70人がイチジクを栽培する。
 作付け面積は約7万平方メートルで県内最大、収穫量も県下で最も多い。
 品種は、「桝井ドーフィン」で果実が大きく甘みが強いのが特徴。
・健康志向ブームに乗る健康食品
 イチジクは、健康志向ブームに乗り、豊富な繊維やカルシウム等が注目を浴び、
 血圧降下・健胃・便秘・肝臓等にいいと言われる健康食品である。
・イチジクの名前の由来
 一説によると、1日に1果ずつ熟すのでイチジクと呼ばれるようになったと。
・カラス
 新潟市の自宅近くの農家の畑でも、イチジクの木を見ることができる。
 生産地とは違い、畑にはネットは張られていない。
 カラスがイチジクの木に止まり、実をくちばしにはさみ上手にもぎ取る。
 もぎ取るとイチジクをくわえたまま屋根の上に飛んでゆく。
 イチジクを食べているカラスは、ハシブトカラスだ。
巻の広いイチジク畑は、畑全体が青いネットで覆われている。
鳥からの被害を防ぐためだ。
ネットの高さは2mくらいで手を伸ばせば簡単に収穫できる。
イチジクの実は柔らかく傷つきやすい。
手で優しく包むように一つ一つもぎ取っていく。
最盛期の今、毎朝午前5時半ころから収穫し新潟などの市場に出荷する。
妻はイチジク好きで生でも食べる。
残ると甘露煮にしたり、ジャムにしたりと加工する。
スーパーをのぞいた。
6個入のパックが398円で売られていた。

イチジクの収穫 (写真を模写)