死後はいくら掛かるか・墓は誰が守る  のか

kanazu362007-10-09

「天上の花」といわれる彼岸花が、今年も狭い庭に
真っ赤な花を咲かせた。
彼岸花の別名曼珠沙華(まんじゅうしゃげ)は、
サンスクリット語で天上の花のこと。
先日趣味仲間で一人暮らしの人が、「葬儀のことが心配だ。
子どもたちには、迷惑をかけたくない」と話していた。
新聞に、
「死後はいくら掛かるか」と「お墓は誰が守るのか」が連載された。
9月28日のNHKテレビでは「どこのお墓に眠る?」が放送された。
・死後はいくら掛かるか
 日本消費者協会の調査によると、墓地を持っていない人のうち、
 ・墓地購入を前向きの人は約30%
 ・自然葬などが希望で墓地はいらないが約13%
 ・合葬墓、永代供養墓は約6%
 と多様化している。
 墓も個人の好みがあり千差万別。
 場所選び(霊園・寺)、永代使用料、墓石等など。
 墓の場合は、少子化の進展で継承者が続くかどうかが一番の問題だという。
・墓は誰が守るのか
 新潟市の寺院の境内入り口に「このお墓の縁者の方は平成19年末までにお申し出
 下さい」の立看板が立つ。
 無縁墓地が増える一方で、分家などで新たな墓を求める人が後を絶たないという。
 新潟県内の無縁墓の数について、まとまった統計はない。
 旧新潟市にある寺院は約180。
 新潟仏教会の桑原大宗会長は「無縁墓は近年、確実に増えている。どこの寺でも
 事情は同じ」と。
 無縁墓は、「墓守をしてくれる子どもがいない」「県外に居を構えて分骨手続きを
 しないまま年月がたった」などさまざまな事情が背景にある。
新聞に、旧巻町角田の角田山妙光寺の「跡継ぎを必要としない墓」が紹介されていた。
9月27日角田山妙光寺を訪れ墓地を見た。
・角田山妙光寺「安穏廟」「杜の安穏」
 境内には沢山の墓石が建ち並ぶ。
 その一画に立看板が立つ。
 宗派を超え跡継ぎを必要としないお墓「安穏廟」「杜の安穏」。
 「安穏廟」4基は申し込みで満杯になりましたので、同じ趣旨で形を変えた「杜の安穏」
 を開設しました。
 八角形の集合墓に8件が入ります。
 最終的には30基240区画を計画しています。
 八角形の集合墓の一つに「千ノ風ニナッテ平成19年」と書かれたものが。
平成12年(2000)10月、母が亡くなり300年続く上越高田の墓守を兄弟から
託された。
一周忌前に墓を新しくし、仏壇は新潟に引き取った。
三男坊、新潟市に墓を建てる予定で昭和52年に墓地を買った。
上越高田にはもう生家はない。
上越高田にあるのは先祖の墓だけ。
新潟市上越高田は遠い。
私の代は、上越高田の墓守はできるがその先のことはわからない。
やがてわが家も「墓は誰が守るのか」を考える時が・・・

墓守は誰が (イラストを模写)