そだてよう・しらべよう・新潟海岸

kanazu362007-10-15

明け方から雨が降りだし心配したが晴れた。
10月13日北陸地方整備局信濃川下流河川事務所主催の
「にいがたなぎさの植物そだて隊」体験学習イベントが、
青山海岸(新潟市)で開催された。
体験学習イベントに初参加した。
参加者は、スタッフが青、2回以上の体験者が緑、初心者は赤の名札を付けた。
参加者は、スタッフや小学校生親子など約50名。
マイクロバス3台で会場の「なぎさふれあいセンター」から青山海岸へ移動した。
・新潟砂丘と砂浜の再生
 新潟砂丘は、県北の岩船海岸から角田浜までの約80キロ、幅は約10キロと
 日本一広い。
 砂浜の侵食や住宅地の建設で砂丘はどんどん少なくなっている。
 砂浜をとりもどすため離岸堤・人口リーフ・ヘッドランド(T字形)を造り、再生した
 砂浜が削られないようにしている。
・飛砂防止と海岸植物の種まき(なぎさの植物そだて隊)
 新潟海岸の砂は強風で飛砂し道路に積もり交通障害を起こすなど住民に被害を
 与えている。
 「なぎさの植物そだて隊」は、浜辺に砂に強い植物の種を採取し種をまき植物を育て
 飛砂を防止する取り組みを行う。
・海辺の植物
 青山海岸には、コウボウムギ・コウボウシバ・ハマヒルガオ・スナビキソウ・
 ハマエンドウ・ハマニガナ・シロヨモギ・ケカモノハシ・ハマゴウ・ハマナス
 ハマボウシ等などの植物が茂り飛砂を防いでいる。
・種集めと筆作り
 海辺の植物の見分け方を聞き、誰でもがすぐに採集できるコウボウムギ・コウボウシバ・
 ハマヒルガオ・ケカモノハシなど4種類以上の種を採取した。
 採取の最後は、砂絵作りに必要な「コウボウ筆」の採取だ。
 最後は、全員がコウボウムギの根を深く掘りお越し、根を取り出し鋭いトゲ(来年の新芽)を
 ハサミで切り落とすと立派な筆ができる。
・種まき
 主催者が用意したコウボウムギ・コウボウシバ・ハマヒルガオ・ケカモノハシなど4種類
 以上の種と参加者が採取した種を「普通の砂浜」「良い地面」「良い地面と土」
 「良い地面とわら」 「良い地面と特別な種」に仕切られた5箇所にまいた。
・貝殻探し・砂絵づくり・万華鏡づくり
 親子参加者は、子どもたちと浜辺で貝殻を拾い砂絵づくりに挑戦、最後はコウボウ筆
 で砂絵に文字を書き作品の出来上がり。
 万華鏡づくりに挑戦する子どもも。
・荒れ地瓜(アレチウリ)除去作業
 大人たちは、海辺の植物の成長を妨げる「荒れ地瓜除去作業」を実施した。
 荒れ地瓜には細くこまかいトゲがある。
 軍手をしていても手にトゲが刺さる。
 刺さると痛い。
 名前の由来は、ウリの仲間と草姿が似ていて荒れ地に生えているから。
 北アメリカ原産の帰化植物でツル性の1年草。
子どもたちと浜辺で種を採取し砂浜に種をまいた。
来年春には、砂浜にまいた種の植物成長観察記録のイベントが開催されるという。
砂浜にまいた種は、大きく成長し砂浜を緑に染め花を咲かせ飛砂を防いでいるだろうか。

種見つけた (イラストを模写)