縄文古木が庭に映える

kanazu362007-10-20

10月13日「縄文古木の配布について」のはがきが届いた。
念願の縄文古木がもらえる。
配布通知書には、
・配布日 平成19年10月18日午前10時から12時
・場所 新潟県三島郡出雲崎町(旧出雲崎小学校)
・注意事項 
 ・配布は一人あたり5個までです
 ・配布は無償ですが売買はご遠慮下さい
等など
18日、午前10時に会場に行った。
既に無償配布は始まっていた。
受付を済ませると「海底古木について」の資料が配布された。
新潟大学大学院自然科学研究所(農学部)森林グループの調査結果が書かれている。
・古木の年代は
 炭素の放射性元素の年代測定によると、約3100年前から6500年前のもで、
 縄文時代の中期から後期。
・古木の種類は
 古木47固体の組織を顕微鏡で鑑定したところ、トチノキ・カエデ属・ヤチダモ・
 ヤナギ属・ブナ・クルミ科・ケヤキ・スギ・カラマツ
 等など。
・古木の丸み
 古木はいずれも、かなり丸く円磨されている。
 木が自然の力でなぎ倒され、折れただけではこのようなまるみを帯びることはない。
 木が石ころのように流され丸みを帯びたのでしょう。
・古木群はどのようにして海底に運ばれ埋もれたのか
 火山活動により火砕流や岩なだれなどによりなぎ倒されたものが川を下って
 河口部に大量に運ばれた、水を含み重くなり海底に沈んだもの。
等など。
係員から、本日午前中の採取できる場所が指定された。
古木の積まれている柵内に入り古木の採集を始めた。
・古木採取
 大きさも太さもまちまち。
 前回も参加したという人が「古木はもろいのでできるだけ重いのを探しなさい。
 重ければ重いほど石に近いので崩れにくいですよ」と。
 庭の置石として飾るので、長さは30センチくらい・太さは直径10センチ位の
 ものを探した。
 まるで宝探しのようである。
 気にいった古木を漸く5個見つけた。
・庭に置く
 古木5個を車から下ろした。
 モミジの木の下に置くことにした。
 何回も何回も並び替えた。
 ようやく置く位置が決まった。
 5個の古木を3列に並べた。
 前列に1個、1列と2列目の間に1個、2列目に2個、3列目に1個。
 古木の大きさも、2列目の左右に大きな石を各1個、3列目に3番目に大きい石を、
 一番小さい石は前列にその右後方には2番目に小さい石を調和の取れるように並べた。
古木を並べあれこれ考えていると庭師になったような錯覚が。
古木が乾燥して崩れないように水を掛けた。
水に濡れた縄文古木が庭に映える。

庭の縄文古木を眺める(イラストを模写)