マンガ本から始まり本の世界へ

kanazu362007-10-28

昨10月27日から読書週間が始まった。
本の話題が新聞に。
昭和女子大学長坂東真理子さんのエッセー集
「女性の品格」(PHP新書)の発行部数が、
来月6日発行の47刷りで計200万部に達すると、
出版元のPHP研究所が発表した。
英国の世界的ベストセラー小説「ハリーポッター」シリーズの第1作「ハリーポッター
賢者の石」の英語の初版本が10月25日、ロンドンの競売に掛けられ、1万9700ポンド
(約460万円)で落札された。
新潟のひらせいホームセンターでは、10月26日阿賀野市に漫画レンタル店を開店した。
店頭には映画・ドラマの原作などを中心に約3100シリーズ、約3万5000冊の漫画本が
並ぶ。
図書館利用者が減少している。
新潟県立図書館によれば、1999年度の約33万3500人から、2006年度は
約23万7000人と約10万人弱も減少した。
図書館離れや活字(本)離れが叫ばれている。
そんな中、新潟市中央区明石に新潟市立中央図書館が10月1日にオープンした。
愛称は、新潟市立中央図書館が「ほんぽーと」、新潟県立図書館が「ぶっくスワン」。
「ほんぽーと」は、蔵書能力80万冊・郷土資料も充実している。
子どもに人気のあるマンガコーナーもあり、新潟市ゆかりのマンガ家の作品を中心に
約5000冊のマンガ本が並ぶ。
家の近くの坂井輪図書館を利用する孫が「ほんぽーと」に行きたいと。
10月6日オープン間もない「ほんぽーと」を孫と二人で訪れた。
大きく明るくすばらしい図書館だ。
貸出カードを出し坂井輪図書館で借りた本を返却した。
施設も立派でスタッフも揃いサービスが充実している。
孫は、マンガコーナーへ私は新聞コーナーで新聞を見た。
新聞は、1週間分が棚に、地方紙新潟日報は1年分が引き出しに保管されている。
新聞を読むだけで1日は過ごせる。
マンガコーナーに立つと昔の記憶が甦った。
本との出会いは、幼い時の絵本から始まる。
おとぎ話の「うらしま太郎」「桃太郎」「花咲じいさん」「サルカニ合戦」等など。
小学生の時は、マンガ本を読んだ。
「イガグリ君」「カバだいおうさま」「あんみつ姫」等など。
マンガ本もやがて伝記物のマンガに変わった。
マンガ本は沢山読んだが、本を読んだ記憶はあまりない。
中学を卒業する時、恩師から「もっと本を読むように」と言われた。
本を読むようになったのは就職してからだ。
昭和30年代は、山岡荘八著「徳川家康全26巻」が大ベストセラーだった。
上司からサラリーマンなら「徳川家康」を読むようにと勧められた。
徳川家康の本当の面白さは、関が原の戦い以降天下を取ってからだ。
天下取り後の徳川幕府の基礎を築くまでの過程がサラリーマン人生の手本になると
教えられた。
当時の私には、関が原の戦いで天下を取るまでが面白く、その後の徳川幕府の基礎を
築く過程はあまり興味がなかったが・・・
年を経るに従い上司の言った意味がわかるような気がした。
昔マンガで読んだ伝記物をやがて本で読むようになった。
松下幸之助松下電器創業者)」「本田宗一郎本田技研創業者)」
井深大ソニー創業者)」等など。
伝記物を読み人生の生き方を学んだ。
昔を振り返ると、マンガ本から始まった本読みもやがて伝記物マンガ本へ。
そして本の世界へと続く。
二人の孫は、マンガ本を読む。
マンガ本から始まりいつか本の世界への転機が・・・

あのマンガ本に (イラストを模写)