拓本・版画・袢天展を鑑賞

kanazu362007-11-03

今日11月3日は文化に日。
新聞の「たうん情報」欄に展覧会開催の
記事が載っていたので10月28日鑑賞して来た。
白州次郎発電所建設記念碑拓本展(東北電力グリーンプラザ)
 「白洲次郎の青春」(白洲信哉著)が、新刊図書で新聞に紹介されている。
 白洲次郎の名前を知ったのは、昨年4月に放送されたNHKテレビ
 「その時歴史は動いた・戦後復活への挑戦―マッカサーを叱った男―」だった。
 放送の中で「我々は戦争に負けたのであって奴隷になったわけでない」という
 言葉が強烈な印象として残る。
 会場には、会津地方の発電所マップが掲示され、マップに白洲次郎が揮毫した
 建設記念石碑の所在地が示されている。
 「白洲次郎は、昭和26年5月から昭和34年10月まで東北電力初代会を務めました。
 現在、福島県の只見川水系の水力発電所5か所に建設記念石碑が保存されています」
 と。
 建設記念石碑の拓本が飾られている。
 ・本名発電所福島県金山町) ・上田発電所福島県金山町) 
 ・柳津発電所福島県柳津町) ・片門田発電所福島県会津坂下町
 ・上野尻発電所福島県西会津町) 
・斉藤清画伯生誕100周年記念展(東北電力グリーンプラザ)
 壁に書かれたプロフイルには、斉藤清は1907年(明治40)福島県会津坂下町
 生まれ、絵や文字を書くことが好きな少年でした。
 家が貧しかったため看板店で働きながらほとんど独学で学び24歳の時上京。
 1936年(昭和11)第5回日本版画協会展に初入選・・・
 本展では同じ雪国であり新潟と緑のある会津の冬風景など版画家斉藤清の木版画
 魅力を展示紹介するものですと。
 ・会津の冬 10点 ・さつきの会津 2点 ・柿の会津 2点
 ・稔りの会津 2点 ・鎌倉 3点
 等など。
 すばらしい版画が訪れた人の心を惹きつける。
 生誕地の福島県柳津町に1997年(平成9)「やないづ町立斉藤清美術館」が開館した。
・和の暮らし袢天Style展(新潟県民会館
 会場の壁には、江戸時代の武家文化であった「羽織」に対し、庶民のユニホーム的な
 衣装が半天(纏)でした。
 商人や職人の間で流行した「印半纏」、火消しの間では「火消し半纏」、祭の時には
 「祭半纏」など現代でもその名残があり、日本の江戸文化を象徴するものとして
 活用されていますと。
 会場入り口には、女流書家山本魁星氏が作った袢纏が飾られている。
 他にも、古い着物を利用しオシャレな袢天に仕立て直された作品が沢山並ぶ。
 ・黒留袖を袢天に仕立て直したもの 
 ・木綿の奇抜なデザインの服地を利用し仕立て直したもの
 ・二種類のウールハギ合わせて袢天に仕立て直したもの
 ・昭和初期に銘仙と並んで流行した「御召」を利用し仕立て直したもの
 ・昭和60年代の染帯を利用し仕立て直したもの
 思い出の懐かしい着物がタンスの中に眠っている。
 思い出の着物が仕立て直され形を変え袢纏として再び世に出る日が・・・
 わが家にも父が着ていた家名入の袢纏があった。
 袢纏は今、上越市の町屋に飾られている。
文化の秋、芸術の秋。
街を歩き拓本展・版画展・袢天Style展で美を楽しんだ。

街を歩き美を鑑賞 (イラストを模写)