越王おけさ柿市民ランドオーナーに当選
市報にいがたに、
「越王おけさ柿の市民ランド(収穫農園)オーナー」
参加者募集の記事が掲載されており応募した。
市民ランドとは、農家が栽培や管理を行い、
市民の皆さんが収穫を行うもの。
10月9日主催者の新潟市西蒲区産業観光課から
「越王おけさ柿市民ランドオーナー」に決定いたしましたと通知が届いた。
・集合場所 新潟市西区稲島柿団地
・集合時間 11月4日(日)午前8時45分
・収穫時間 概ね1時間
・収穫料金 キロ300円
・その他 収穫用のハサミ・カゴ・ビニール袋は主催者が準備します
渋抜き方法は当日会場で説明します
希望者に脱渋用のエタノールを販売します
等など
夫婦でイベントに参加した。
・越王(こしわ)おけさ柿
角田山麓における柿団地は、昭和45年の新潟県営農地開発事業で山林雑木林を
開墾造営した140haの近代的な産地。
出荷農家数は244戸・JA取扱額5億3000万円
・越王(こしわ)の由来
日本海側で最北端といわれる前方後円墳「あやめ塚」や遺跡がありその付近一帯を
「越の王」と呼ばれる統率者がいたとされ、これら先人の徳を偲んで「越王おけさ柿」
と命名された。
・栽培品種
10月始めから収穫される「刀根早生(とねわせ)」と10月中頃から収穫される
「平核無(ひらたねなし)」。
平核無は、当地の栽培面積の72%を占める。
新潟県原産の渋柿品種で、種がないのに実を結ぶ特性が不思議なことから、
越後七不思議に次いで珍しいものとして「八珍柿(はつちんかき)」とも呼ばれる。
・地域別出荷
北海道地区が34%・関東地区が25%・東北地区が14.2%直販が0.9%。
担当者から、
1本の木には約500個の実が生っています。
L玉の柿の大きさは、1個がおおよそ200グラム5個で約1キロとなります。
栄養価は、大きめの柿1個が約200グラムで、約120キロカロリーでご飯1杯の
カロリーの半分に相当する。
80%以上が水分なので、肉類や穀物に比べてカロリーははるかに少ない。
ビタミンCや植物繊維も豊富である。
ハサミの使い方は、枝を痛めないようにまずハサミで柿のヘタの上を切りもぎとり、
もぎとった柿のヘタの小枝をもう一度切る二度切りです。
と説明があった。
柿もぎが始まった。
妻がハサミを、私はカゴ持つ。
5キロが目安なので数えながら大きな柿を25個採った。
計量すると5.75キロ。
「おまけです5キロで1500円」。
わずか1時間の柿オーナーの楽しみが終わった。
インターネットによれば「おけさ柿」の発祥の地は佐渡郡羽茂町。
「おけさ柿」とは、新潟県産の平核無の統一銘柄。
昭和初期、佐渡郡羽茂村で耕地の狭い山地でも育つ柿として生産を始めた。
農業指導員杉田清(明治37年2月14日生・新潟県安塚生・現上越市)さんは、
大正12年4月佐渡郡小木町に赴任、昭和2年生涯を過ごすこととなる運命の
羽茂町(現佐度市)に赴任した。
柿との出逢いがこのときに始まり、この柿の栽培に生涯を懸ける。
昭和初年の農村恐慌を乗り切るため、佐渡では二十世紀梨の増植計画を立てた。
しかし、杉田は発足寸前にこれを覆し、羽茂だけは「おけさ柿」への道を選んだ。
その直前に新津市で庄内柿の原木が発見され「八珍」と命名された。
その後、杉田と柿農家の人々が苦労に苦労を重ねおけさ柿を全国ブランドになるまでに
育て上げた。
現在、旧羽茂町に杉田清氏の功績顕彰碑が建つ。
柿の産地、福岡県南部の筑後地方や朝倉地方で傷があったり虫に食われたりして出荷
できない「捨てる柿」を利用した珍しいサイダーを売り出されていると新聞に。
来年も柿オーナーになろう。
あの柿が大きい (イラストを模写)