新潟市の西海岸公園を歩きモニュメントを見る

kanazu362007-11-10

新潟市造園建設業協会が、新潟市政令指定都市移行と
同協会が来年10月の設立20周年を記念して
新潟市の西海岸公園の一角に「石と花木」で作った
モニュメントを設置したと新聞に。
西海岸公園とは、新潟市中央区新潟島北西部にある、海岸に面した公園。
日本海に面する砂丘上に形成された、延長5kmにもわたるクロマツやニセアカシヤの
防風林を中心とした公園で総面積は53.9ヘクタール。
広い公園内には沢山のモニュメントがある。
11月5日延長5kmの西海岸公園を歩きモニュメントを見た。
・夕日の丘モニュメント(風門) 
 新潟西海岸公園は、別名「夕日海岸」として新潟市民に親しまれている。
 1986年、新潟市民はこの海と夕日を主題とする日本海夕日キャンペーンをおこした。
 そして、1990年秋“夕日海岸モニュメント”が完成した。
 作者は、新潟市出身の造形作家田中正弘氏。
 鉄と御影石を素材とする、縦4m、横4.2m、奥行1.1mの壮大なアーチは
 「現在の鳥居」として浜辺に建つ。
 東屋からは、遠く佐渡の島が眺められる。
・ドン山
 時計が現在のように普及していなかった明治・大正時代に新潟では大砲で空砲をうち
 人々に正午を知らせた。
 これは、明治6年から大正13年までの52年間続きました。・・・
 時計台脇の広場からは元気な声が聞こえた。
 声の主は、山五十嵐保育園(新潟市内野)の年長組37人(男16・女21)の園児。
 園児は、平野雅子さん等5人の先生に引率され自然観察の遠足に来ていた。
日和山展望台
 その昔、日和山は船乗りや水先案内人が、天候や風向きを予測する山でした。
 江戸時代には市街地に近い東堀通13番地にありました。
 明治14年(1881)、ここにも船見櫓や茶屋が作られ、新日和山といわれました。
 ここは新潟で一番見晴らしがよく、晴れた日には佐渡が真近に迫り、遠くは鳥海山
 望まれました。・・・
 展望台に上り日本海を見渡した。
 目の前に佐渡が、しかし鳥海山は見えない。
・石と花木のモニュメント
 石と花木のモニュメントは、舟栄中学校の裏手の第二グラウンドの脇に建つ。
 敷地面積は300平方メートル、15の自治体が合併した新潟市を表して、15の
 大きな御影石が中心にそびえる幅40センチ高さ4メートルほどの細長い形をした
 石筍を取り囲む。
 モニュメントの周りは、ハマナスやシャリンバイなど約650本の花や木が植えられ
 ている。
 脇の看板には「旧15市町村が放射状に延びる15本の園路を通り中央に集まる様を
 表し、中央の天空にそびえる石筍は、政令指定都市新潟と新潟市造園建設業協会
 ともに発展していくことをあらわしています」と。
 モニュメントの周りの石は腰掛けになっており、石に腰掛け日本海の風景を眺める
 ことができる。
 遠くに佐渡が、おけさ丸がゆっくりと港へ、上空には飛行機が。
日が沈む。
夕焼けに日本海が紅色に染まる。
モニュメントの石に腰掛け、日が沈む日本海を眺め紅色に染まる海を見ると心が和む。
クロマツやニセアカシヤの茂る西海岸公園を歩き、鳥の声や風の音や波の音を聞くのも
風情がある。

沈む夕日 (イラストを模写)