職人の技新潟伝統の手業展を見る

kanazu362007-11-13

新聞に第2回「新潟伝統の手業展」が
新潟三越で開催の記事があった。
日本たばこ産業新潟支店長阿部雅春氏は、
「新潟は数多くの貴重な手業の職人文化が発達した土地です。
これら伝統の巧みの技は決して失われることはありません。
この新潟県の伝統文化を、ひとりでも多くの方に『直に肌で触れ合っていただく』
ことで、『ものづくりの地新潟』を再認識していただきたい」と 
メッセージを送っている。
11月11日新潟三越で「新潟伝統の手業展」を見た。
会場では、それぞれの職人の店が設けられ、巧みな技を見物人に披露していた。
職人の店は、キセル、篩・曲物、ウッドクラフト、ヒスイ加工、六角巻凧、竹工芸品、
和ろうそく、紙風船、飴など12店。
竹を使いカゴを編む職人の技を見た。
ヒスイ(糸魚川)や牧野の飴(糸魚川)や紙風船出雲崎)の店では、勤務地での
懐かしい思い出が甦る。
ヒスイは妻に、紙風船は娘の土産に、飴は友の土産に買った記憶が。
実演や参加体験コーナーもある。
実演では職人が、竹細工や紙風船や曲物作りの技を披露。
参加体験コーナーでは、参加者が職人の指導を受けながら銅小皿作りに挑戦していた。
キセルコーナーの脇に昔懐かしい日本専売公社の「煙草(タバコ)」のポスターが
飾られており懐かしい銘柄が(たばこと塩の博物館所蔵)。
・大典記念煙草 八千代 (大正14年)
・新製両切煙草 光 十本入・十銭 (昭和11年)
・サロン かをり 専売創始25年記念煙草 (大正11年)
・新製日付紙巻煙草 響 20本入 定価十銭(昭和7年)
・おくりものにタバコ (昭和10年)
・ご贈答用にタバコ (昭和10年)
・食前の一はいニッポンビール 食後の一ぷくピースの香り (昭和28年)
・御進物にたばこ (昭和30年)
・たばこは動くアクセサリー 本場アメリカ系の味・ピース (昭和32年)
・今日も元気だ たばこがうまい! (昭和32年)
・生活の句読点 いこい (昭和33年)
等など。
光やピースやいこいの名前に懐かしさが。
濃紺地に鳩がオリーブの葉をくわえるデザインのピースの箱と缶が今も心に残る。
古くからの伝統が受け継がれる業。
その業を披露する現在の匠の技に思わず固ずをのむ。 
手仕事日本の技は、まだ生きている。
凄い職人技だ (イラストを模写)