花と盆栽まつりと古典園芸展

kanazu362007-11-16

新聞に花と盆栽まつりと古典園芸展の
記事が出ている。
11月10日3か所巡りをした。
・鉢花アザレアがロシアに輸出
 新聞に「旧白根市上八枚山中の中村園芸(中村恒志社長)が、ピートモス(コケで
 できている園芸用土)を使ったアザレア500鉢の栽培に挑戦、品質を落とさずに
 育てることに成功した」と。
 アザレア(西洋ツツジ)をインターネットで調べた。
 原産地 日本・中国
 日本や中国のツツジ・サツキが1850年頃ヨーロッパに渡り温室促成用に改良され、
 明治のはじめ頃に日本に導入された。
 最近は、アメリカや日本で改良された品質もあり120種類以上が流通する。
 花付きも良く育て方も簡単な上にとても丈夫。
 日本の主な生産地は新潟県
11月10日中村園芸を訪れロシアに輸出するというアザレアの鉢花を見た。
社長は「新聞を見て来たのですか。ご苦労さん」。とハウス脇のホットに入った
アザレアの花を見せてくれた。
ホットに入ったアザレアの苗が緑色のジュウタンを敷いたように並ぶ。
所々にピンクの花が咲いている。
「この鉢花が来年2月に飛行機でロシアに輸出されるのです。向こうに赤く咲く
花が、今出荷しているオーテシー(エリカ・ツツジ科)です。記念に一鉢どうぞ」と。
・盆栽まつりと柑橘まつり
 旧新津市の道の駅花夢里にいつで「盆栽まつり」と「柑橘まつり」が開催されている。
 ・盆栽まつり
  五葉松・黒松・ケヤキ・モミジ・糸魚川真柏・ブナ・カズラ・糸南天クチナシ
  老鵜柿(ロウヤカキ)・サンシュ等などの盆栽が飾られている。
  懐かしい糸魚川真柏があった。
 糸魚川に勤務しているとき、小滝に住む盆栽の好きな古老から糸魚川真柏の挿し木の
 鉢植えを記念にいただいた。
 玄関に飾ったが、素人では管理が難かしいく数年で枯らしてしまった。
 ・柑橘まつり
  鉢に入った、ミカン・キンカン・ユズ・オレンジ・ポンカン等の柑橘の苗木が
  飾られている。
  即売もしていた。
・古典園芸展
 旧新津市の新津フラワーランドで第10回「古典園芸展」が開催されている。
 会場には、江戸・明治の時代から庶民に親しまれた伝統的な園芸植物が展示
 されている。
 主は古典園芸植物
 ・東洋ウ蘭
  日本シュンラン・中国シュンラン・富貴ラン・寒ランなど
 ・草本
  オモト・サイシン・寒アオイ・セキショウツワブキフクジュソウなど
 ・木本類
  万両・百両・ヤブコウジ・キンシナンテンなど
 ・その他
  巻柏・松葉蘭・観音竹・シュロ竹など
 ・百両金(カラタチバナ
  「百両金」とは、植物学上のカラタチバナで万両、ヤブコウジの仲間である。
  この流行は今から350年位前の享保年間で各地の大名達が競って盛んに培養した。
  その為「伊達錦」「駿河鳳凰」「松平孔雀」等大名自身の名をそのまま命名された。
  高値で売買され百両以下では手に入れることができなかったので「百両金」と呼ばれた。
  絶滅が心配される古典植物の一つである。
 会場には、園芸業者が手塩にかけ育てた百両金の盆栽や青木や蘭やツワブキなど
 7種122点の古典園芸植物が会場に所狭しと並ぶ。
 百両金(カラタチバナ)のコーナーでは、松平孔雀・黒竜錦・萬宝錦・小金小判など
 の古典園芸植物に見物者から「すばらしい」の声が。
 会場の一角では、古典園芸植物の即売会が行われていた。
古典園芸展を見学し、わが家の庭にある「ツタブキ」や「斑入りの青木」や鉢植えの
「春蘭」が古典園芸植物の一種であることを知り驚いた。

古典園芸植物を観る (イラストを模写)