原油100ドル時代と諸物価値上げの  昨今

kanazu362007-11-18

11月11日午後7時過ぎ雨音に混じり霰の音が。
今日18日は、上空に真冬並みの寒気を
伴った低気圧が北海道を通過する。
北海道や東北や日本海側の各地では、降雪や積雪の見込み。
原油の高騰で思わぬ事件が。
北海道札幌で「灯油高騰買えないから盗んだ」の記事が新聞に。
木々も人も冬支度の準備が・・・
11月13日のNHKクローズアップ現在で
原油100ドル時代・穀物高騰消費者物価は”を放送していた。
原油の高騰を受け11月1日からガソリンと灯油が値上された。
今後は、原油穀物の高騰のダブルパンチで商品の値上げラッシュが続く。
・寒さと雪の重さに備えて「冬囲い」
 上越市高田公園の恒例の冬囲いが10月22日に始まった。
 竹と荒縄を使い、公園内の桜やサッキなど約6千本とブロンズ像26基に寒さと
 雪の重さに備えての冬囲いの作業が12月中旬まで続く。
・冬の強風に備えて「こも張り」
 11月7日、佐渡市外海府大倉で住民約20人が参加し、冬の強風から鎮守大幡神社を
 守る伝統作業の「こも張り」作業が行われた。
 各人が、カヤで編まれた縦約2m、横約1.6mのコモを持ち寄り神社の周りにこもを
 張り覆った。
・灯油の値上げ
 11月1日から灯油が大幅に値上げされ市民の台所を直撃している。
 15日の新聞に新潟県内の18リットルの値段は、1605円。
 近くのホームセンターで毎年灯油を買う。
 今年の18リットルの値段は、11月1日1449円。
 11月17日には、1610円に値上がりしていた。
 日記で過去7年間の灯油の値段を調べた。
 2006年12月 1330円 ・2005年12月 1203円 
 2004年12月 1005円 ・2003年12月 808円   
 2002年12月 699円 ・2001年12月 683円 
 11月9日の気象庁の発表によれば、ラニーニャ現象が来春まで続く可能性が高い
 ことからラニーニャ発生の今年の冬は寒いと。 
・ガソリンの値上げ
 11月1日からガソリンが大幅に値上げされ市民の足を直撃している。
 9月の新潟県内レギュラーガソリンの1リットル当たりの価額は145円。
 10月末の価額が147円。
 11月5日現在の価額は、150円を突破し150円10銭、16日には
 150円60銭。
 石油元売り最大手の新日石では、来月も値上げし店頭価額は155円台にと。
 どこまで値上がりするのだろうか・・・
・商品の値上げ
 原油穀物の高騰で毎日のように商品の値上げの記事が新聞を賑わす。
 ・10月31日には、キリンビールが値上げを表明
 ・みそ製造販売大手のマルコメが、来年2月から出荷価額を10%−15%引き上げ
 ・森永製菓では「ミルクキャラメル」「小枝」といった人気商品の出荷価額を
  12月上旬から15%前後引き上げ
 値上げは、マヨネーズ・食用油ティッシュペーパー・カレールー・パスタ・即席めん・
 パン等にも波及。
 そんな中ジャスコ新潟店では「価額上限凍結宣言」を発表、一部商品の値上げを抑え
 消費者の生活を応援している。
 ホームサンターの広告も例年とは少し違う。
 暖房費を抑える省エネグッツの“暖房大特集”が大目玉に。
 消費者も暖房経費削減に、昔のように衣服の重ね着で寒さを防ぎできるだけ暖房費を
 抑えようと努力する。
世界経済もアメリカのサブプライムス問題や原油価額の高騰や穀物価額の高騰で先行きに
暗雲が漂う。
連日、各企業の9月中間決算が、売り上げ・利益とも過去最高と発表。
しかし、各企業は、日本の経済も先行き不透明で「来年3月期決算の見通しは予測
できない」と。 
これまでは、価額破壊で商品の値下がりが当たり前だった。
これからは、諸物価値上げの嵐が。
諸物価値上げという冬将軍が、私たちの生活を直撃する。
寒く厳しい長い冬が・・・
また騰がっている (イラストを模写)