花としめ縄作り

kanazu362007-12-09

新聞に農家の庭先に熱帯植物の
エンゼルストランペット」の花が咲き、
正月の縁起物の「しめ縄作り」や来年の干支「子」の
すげ細工作りの記事が。
エンゼルストランペット」と「しめ縄作り」を
見に農家を訪れた。
・「エンゼルストランペット」
 11月30日新潟市江南区江口の農家遠藤協(かのう)さん(57)宅訪ねた。
 玄関入り口脇のビニールで囲まれたエンゼルストランペットの木には、
 トランペットの形をした黄色い大輪の花が満開。
 春先に植木鉢から苗木を地に下ろしたところ大木となり大きな花を咲かせた。
 今年は、8月中頃までに二度満開となった。
 寒さと霜を防ぐため10日ほど前にビニールで囲ったところ、一週間ほど前から花が咲き
 今が3度目の満開となる。
 直径約20センチ、長さ約30センチの黄色い花が垂れ下がる。
 新潟県立植物園では、「ナス科の熱帯植物エンゼルストランペットは、一定の気温と
 日光があれば年に何度も花を咲かせるが、新潟県の気候を考えると露地栽培でこの
 時期に咲くのは珍しい」と。
 思い出に花をデジカメで撮った。
・「しめ縄作り」
 12月5日の新聞に旧笹神村女堂集落の農家で、正月用の「しめ縄作り」の記事が
 出ていた。
 5日女堂集落の農家、岩村平治(78)を宅訪ねた。
 岩村は奥さんのチオミ(77)の二人でしめ縄を作る。
 笹神村では50人くらいの年寄りがしめ縄を作る。
 女堂集落では今は14・5人くらいか。
 注文は沢山あるが、後継者もおらずいずれ作り手がいなくなるのでは・・・
 材料のワラと稲穂は特別の稲。
 ワラは、ヤマヒカ、稲穂は、ハシリ味とマンゲツモチ。
 ワラは、穂の出るお盆前に刈り取り農協の乾燥機で乾燥させる。
 女堂集落で作る商品は、玄関飾りと車飾り(室内飾り)とリースの3種類で神棚に飾る
 しめ縄は作らない。
 完成品を見せてくれた。
 出来上がった商品は、個人発送はせず、JAささがみが一括して管理し東京に出荷する。
 作業は11月25日ころから始まり12月25日ころまでで今年は約4万個を作る予定。
 新聞には師走の風物詩、旧新井市平丸(現妙高市)では、すげ細工で干支の
 「子(ねずみ)」作りが佳境に入り、かわいらしいネズミたちがデビューに向け着々と
 「準備“チユー”」と。
 すげ細工は同地区で約50年の歴史を持つ民芸品。
 過去には「亥(いのしし)」と「午(うま)」が年賀切手の図案に採用された。
 すげで動物を作っているのは全国では平丸だけ。
小雪のちらつく師走の農家を訪ね、エンゼルストランペットの黄色い花と一足速い
しめ飾りを見た。

すげ細工で「子」作り (写真を模写)