大相撲初場所番付に見る関取大学出身と外国人

kanazu362007-12-22

今日22日は冬至、大晦日まであと10日。
12月20日大相撲初場所の番付が発表された。
初場所は、横綱朝青龍が3場所ぶりに出場する。
番付表から大学出身関取と外国人関取等を調べた。
幕内力士42人中大学出身者は18人、外国人は13人。
十両力士28人中大学出身者は7人、外国人は8人。
関取70人中大学出身者は24人、外国人は21人
・幕内力士
 ・出身大学別(18人・中退と外国人を含む)
  日大:6・中央大:3・東京農大:2・日本体育大:2・東洋大:1・
  明治大:1・同志社大:1名・拓殖大:1・青森大:1
  大学中退で大相撲入りは、前頭の雅山豊真将玉乃島の3。
  最高は大関琴光喜、西前頭出頭の時天空はモンゴール出身で東京農大出身。
  先場所13勝2敗の成績で十両の優勝決定戦に敗れた元アマチュア横綱の市原は、
  十両を1場所で通過し新入幕を果たした。
  新十両の翌場所に入幕するのは、年6場所制となった1958年以降では1981年
  初場所の大輝煌以来で二人目。
  琴光喜・出島・時天空東京農大・モンゴール)・雅山栃乃洋玉春日豪風
  豊真将垣添普天王土佐ノ海岩木山玉乃島高見盛・霜鳳・嘉風・市原・海鵬
 ・国別外人(13人)
  モンゴール:7・ロシア:2・ブルガリア:1・グルジア:1・エストニア:1・韓国:1
  最高は、東西横綱白鵬朝青龍大関琴欧洲・関脇安馬と続く。
  白鵬朝青龍琴欧洲安馬時天空東京農大・モンゴール)・朝赤龍露鵬
  把瑠都鶴竜黒海若ノ鵬旭天鵬春日王
十両力士
 ・出身大学別(7人)
  日大:4・東洋大:1・専修大:1・明治大:1
  境沢・皇司・片山・白乃波・木村山・里山栃乃花
 ・国別外人(8人)
  モンゴール:6・ロシア:1・グルジア:1
・親方と部屋数(親方数105・一代親方4・部屋数53)
 ・大学出身親方は20人
  日大:10・近畿大:4・東京農大:2・同志社大:1名・拓殖大:1・
  明治大:1名・専修大:1
 ・大学出身部屋持ち親方は13人
  日大:7・近畿大:2・東京農大:2・明治大:1名・拓殖大:1
大相撲の歴史を見ると大学出身者の大相撲界入門先がけは、東京農大出身の豊山
1961年に時津部屋に入門下ことに始まる。
幕下10枚目格付け出しでプロデビューした豊山は、大関にまで昇進、引退後は
時津風親方を襲名のちに日本相撲協会理事長となった。
その後、1970年に日大から輪島が花籠部屋に入門、大学出身者初の横綱に昇進した。
輪島の横綱昇進に刺激され日大を始め他大学からも角界に次々と後輩が入門、
外国出身者と肩を並べる2大勢力となった。
今年の学生横綱榎本翔太(東洋大)とアマチュア横綱姫野孝(宇佐産業科学高教員)と
実業団横綱吉田勝雄(九州電力)の3人は、幕下15枚目格付け出しの資格を取得したが
角界入りを希望していない。
北の湖理事長は、中学一年で三保ヶ関部屋に入門1967年1月場所初土俵
下積みの苦労を乗り越え横綱に昇進、功績が認められ引退後は一代年寄北の湖」を
与えられ、今は日本相撲協会理事長を務める。
昔の力士のように下積みの苦労に耐えそれを乗り越え、外国人に負けない日本人力士の
ヒーローが誕生する日が来るか。
注目の大相撲初場所は、1月13日が初日。

初場所番付を見る (イラストを模写)