鞍馬天狗と越後獅子の唄

kanazu362008-01-18

懐かしい時代劇の超人的ヒーローが
テレビに帰ってきた。
NHK木曜時代劇「鞍馬天狗」である。
昭和20年代の子どものころの時代劇ヒーローは、
旗本退屈男の市川歌右衛門、遠山の金さんの片岡千恵蔵そして鞍馬天狗の「アラカン
こと嵐寛寿郎
鞍馬天狗
 12日の土曜スタジオパーク鞍馬天狗を演ずる狂言師野村萬斎が撮影のエピソード
 などを話していた。
 これまでに大佛次郎原作(長・短編47作品)の鞍馬天狗を多くの俳優が演じている。
 嵐寛寿郎(1952・映画)・市川雷蔵(1965・映画)・高橋英樹(1969・ドラマ)
 などなど。
 市川雷蔵は刀とピストルを持っていたような記憶がある。
 鞍馬天狗は、昭和20年代の子どもたちの永遠のヒーローで大変な人気。
 映画は何本か見た。
 アラカン鞍馬天狗美空ひばりが杉作を演じた「鞍馬天狗越後獅子」が記憶に残る。
 映画は、昭和26年(1951)7月に封切られ、主題歌は「角兵衛獅子の唄」ひばりが歌う。
 生まれて 父の顔知らず 恋しい母の名も知らぬ 
 わたしゃ旅路の角兵衛獅子 打つや太鼓のひとおどり
 二番では、わたしゃ越後へいつ帰る 三番では、赤い万燈 村祭り 幼馴染が忘らりょか
 と、ふるさと越後(月潟村)を思い出す。
越後獅子の唄
 1月17日からNHK木曜時代劇「鞍馬天狗」が8回放送されると知り11日角兵衛の故郷
 旧月潟村を訪ねた。
 旧月潟駅入り口脇に角兵衛獅子地蔵尊がある。
 案内板に「角兵衛獅子発祥の地、毎年6月の第4日曜日に角兵衛獅子地蔵尊祭りが
 開催され、里帰りした子どもたちが角兵衛獅子の踊りを地蔵尊に奉納する」と。
 角兵衛獅子地蔵尊の裏手に美空ひばりの「越後獅子の唄歌碑」が建てられている。
 右側のボタンを押すと昭和25年(1951)12月31日に封切られた映画「とんぼ返り道中」
 の主題歌「越後獅子の唄」が流れてくる。
 笛にうかれて 逆立ちすれば 山が見えます ふるさとの ・・・ 越後獅子
今回の木曜時代劇「鞍馬天狗」で、野村萬斎さんは公家の小野宗房と倉田典膳と鞍馬天狗
の三役を演ずる。
今回の鞍馬天狗は、宗十郎頭巾で口元全部と鼻の一部を覆うため、今までの鞍馬天狗
顔とは少しイメージが違うという。
17日放送の第一回「天狗参上」を観た。
天狗:「私はこの汚れた世の中を正したい。私の力でこの世の中に正義をもたらしたい」
桂小五郎:「これは面白い。鞍馬山の大天狗様の世直しだ」
の台詞に現代の世相がダブる・・・。
テレビから流れる平成の鞍馬天狗は、どんな姿(力)で世の中に正義をもたらすか。
永遠のヒーロー、正義の味方、帰ってきた「平成の鞍馬天狗」テレビに参上。
どんな魅力で視聴者を引きつけるか。

鞍馬天狗の放送の時間だ (イラストを模写)