山や里から春の足音が

kanazu362008-01-22

昨21日は大寒
真冬にかかわらず宮崎県の県立青島亜熱帯植物園では、
赤やピンクや黄など色とりどりのチューリップ
約1万5000本の花が咲き誇り見ごろを迎えている。
新潟市の料亭「行形亭」では、商売繁盛や家内安全を祈る小正月の「まゆ玉飾り」が
玄関先に飾られ料亭を訪れる人たちを楽しませている。
雪国新潟にも山や里から春の足音が聞こえる。
19日、春の足音が響く「大根からし巻作り」と「ジャンボしいたけ栽培」の里を訪ねた。
・チューリップ
 ・チューリップ切り花の養液栽培(新発田市
  新潟市内も17日の夕方までに7センチの積雪を記録した。
  新発田市も雪。
  新潟県はチューリップの切り花生産量が全国1位。
  テレビから養液栽培でチューリップの切り花を生産する新発田市の農家が紹介
  されていた。
  養液栽培とは、チューリップの球根の皮をむき25連のボックスに入れ養液で  
  促成栽培する。
  経費が削減され作業も簡単。
 ・チューリップが来訪者を出迎え
  新潟県内有数のチューリップ産地として知られる五泉市、市役所正面玄関に春の花
  チューリップ約1600本が展示され来庁者を出迎える。
  展示されているのは、ピンクダイヤモンドやゴールデンパレードやアンジェリケなど
  13品種。
・大根からし巻作り(旧巻町松野尾)
 巻町松野尾の特産の漬物「大根からし巻作り」が最盛期を迎えている。
 岩崎食品(代表岩崎召子・69)では、近くの農家の主婦6人が大根を薄く輪切りに
 している。
 輪切りにした大根を12時間乾燥機でセラミック乾燥させ、その後熱湯で戻し、
 大根にからしを塗って巻く。
 巻いた大根は、しょうゆ・みりん・ざらめに2日ほど漬け込んで出来上がり。
 昔は春になると「田植えのごちそう」として食べたが、今では酒の肴などに重宝される。
 製造は、大根の収穫が始まる11月から2月ごろまで。
 最近は、「するめ巻き」や「しそ巻き」や「数の子巻き」も作る。
・ジャンボしいたけ(弥彦村井田)
 入り口に「ジャンボしいたけ・やひこ太郎直売所・第四生産組合」と書かれた看板がある。
 敷地内には、たくさんのしいたけの原木(ナラ・クヌギ)が積まれている。
 「第四生産組合」(代表竹野勝治・32)は、農事組合法人で地元の農家14戸が
 平成2年4月に設立した。
 ハウスを案内してもらった。
 ハウスは6棟ある。
 1棟に6000本の原木が置かれ、4棟で2万4000本。
 原木は4年で新しい原木と交換する。
 普通のしいたけ栽培は、2週間で収穫できるが、ジャンボしいたけ「やひこ太郎」は
 原木の養分だけで育てるので1か月かかる。
 原木からは、たくさんのジャンボしいたけがにょきにょきと芽を出している。
 菌は低音タイプのためハウスの中は、暖房は不要。
 大きいものは、かさの直径13センチ・厚さ6センチにもなる。
 収穫は、12月上旬から4月ころまで。
 肉厚で歯ごたえがあり薄くしライスしてしゃぶしゃぶにするのが最高と。
・唐辛子の雪さらし(妙高市大貝)
 白い雪原を赤色に染める冬の風物詩、妙高市大貝の唐辛子の雪さらしが大寒の21日に
 行なわれた。
 雪にさらされた唐辛子は、香辛料「かんずり」の原料となる。
 かんずりは、上杉謙信の時代から伝わる同市の伝統の調味料。
・ふかし栽培のタラの芽(妙高市長沢)
 妙高市長沢では「ふかし栽培」をしたタラの芽の出荷が始まり一足早い春の息吹が。
 「ふかし栽培」とは、短く切ったタラの木を、浅く張った水に生け、ビニールで覆った
 トンネル内で促成栽培する方法。
 最近では、食用だけでなく、バケツに入れた観賞用も人気があると。
・荒波あんこう祭り(糸魚川市
 ・糸魚川会場 1月20日(日) ・能生会場 1月27日(日) ・青海会場 2月3日(日)
 3会場ともあんこう汁の販売とあんこうの吊るし切りの実演を行なう。
 糸魚川バスでは、糸魚川市内の名所めぐりと冬の味覚を味わう定期観光バス「親不知
 冬浪漫(ろまん)」を1月19日から3月9日(土・日・祝日)運行する。
2月4日が立春
山や里から春の足音が近づいてくる。

もうチューリップの切花が (写真を模写)