大相撲初場所の話題を拾う

kanazu362008-01-28

横綱白鵬の3連覇か復帰の横綱朝青龍の優勝か。
相撲ファンを魅了した初場所は、千秋楽東西横綱
相星決戦となった。
横綱白鵬横綱朝青龍を上手投げで破り3連覇6度目の
優勝を飾った。
初場所は話題豊富な場所となった。
・懸賞と満員御礼
 春場所の懸賞獲得本数は、1位横綱白鵬279本・2位横綱朝青龍151本。
 千秋楽の懸賞数は一日の最多本数となる133本(過去最多は2007年夏場所
 千秋楽の32本)。
 東西横綱の対決となる結びの一番に48本の懸賞が懸かった。
 5日目(17日)の横綱朝青龍豊ノ島戦にはわずか2本の懸賞しか懸からなかった。
 今場所の満員御礼は、7回と盛況。
 初場所の7回以上の満員御礼は、1998年以来10年ぶり。
横綱朝青龍初顔合わせ力士に26連勝
 横綱朝青龍は2001年夏場所千秋楽西小結で安芸乃島を下手投げで破り連勝街道を
 スタート、10連勝目は2006年初場所7日東横綱垣添を寄り切りで破る。
 20連勝目は2004年初場所11日東横綱時天空をすくい投げで破った。
 26連勝目は2008年初場所4日西横綱で伸び盛りの新鋭の豪栄道を寄り切りで破る。
横綱朝青龍大関琴光喜戦に28連勝
 蛇ににらまれた蛙ということわざがある。
 横綱朝青龍大関琴光喜は、まさに蛇と蛙か。
 琴光喜としては大関昇進後初対戦となる横綱朝青龍戦、一瞬横綱を土俵際まで追い詰め
 場内を沸かせたが逆転の右下手投げに破れた。
 逆転勝ちの横綱朝青龍は、大関琴光喜戦に28連勝と同一取組の連勝を伸ばした。
・4大関は総崩れ
 4日目(16日)千代大海豊ノ島に・琴光喜稀勢の里に・魁皇時天空に・琴欧洲
 若の里に敗れ4大関が総崩れ。
 4大関以上が出場して全員が敗れたのは2006年秋場所の6日目以来。
大関で初日から7連敗の千代大海が休場
 昨年九州場所14日目横綱白鵬戦で右ひじを負傷した大関千代大海は、初日から本来の
 押し相撲が取れず初日から7連敗で8日目(20日)から休場した。
 過去の記録は、1973年九州場所大関清国の6連敗。
 千代大海(31)は、3月の春場所ワーストタイの11度目のカド番で進退を懸ける。
・東幕下4枚目土佐豊の連勝30で止まる
 東幕下4枚目土佐豊時津風東京農大・22)は、昨年夏場所序ノ口の4番相撲
 から連勝を30に伸ばしていた。
 23日の阿覧(三保ケ関・ロシア)との全勝対決で破れ連勝30で止まった。
 連勝30後の2連敗で初場所の成績は5勝2敗と来場所の十両昇進が微妙に。
・右ひざ負傷の東小結琴奨菊再出場で勝ち越し来場所は関脇か
 8日目(20日)横綱白鵬戦で破れ負傷し、9日目(21日)から休場した。
 12日目(24日)から再出場した小結琴奨菊は、再出場後3勝1敗と大健闘9勝4敗2休場
 と大健闘、来場所関脇への昇進が有望。
・呼び出しが代役で力水を付ける
 4日目(16日)横綱朝青龍の付け人三段目の輝面龍が勘違いし支度部屋で待機して
 いたため横綱朝青龍に力水を付けるのが間に合わず、緊急事態で呼び出し太郎が代役を
 努めた。
 力水とは、力士が土俵に上がったときに、他の力士から渡される清めの水のこと。
・熱気で観客が倒れる
 8日目(20日)結びの一番、横綱朝青龍栃乃洋を上手投げで破った直後、男性2人、
 女性3人の観客計5人が貧血などの理由で国技館内にある相撲診療所へ運び込まれた。
十両と元幕内力士の2人が引退
 12日目(24日)十両と元幕内力士の2人が引退した。
 西十両14枚目の元小結栃乃花(34)が引退し年寄「二十山」を、幕下(元幕内)
 西筆頭の栃栄(33)が引退し年寄「竹縄」をそれぞれ襲名した。
・伊勢ケ浜部屋の12力士改名へ 
 伊勢ケ浜部屋親方(元横綱旭富士)が、昨年11月30日付で年寄「安治川」から
 名跡を「伊勢ケ浜」に変更したことに伴い「安」の文字を使わないしこ名に変えるため。
 安美錦安馬安壮富士の三関取はそのまま「安」を使う。
・日本大相撲協会の役員改選
 日本大相撲協会の役員改選が初場所後行なわれる。
 定員は、理事10人・監事3人。
 立候補予定者は、理事に北の湖武蔵川・出羽海・間垣・放駒・二所ノ関・大島・友綱
 伊勢ノ海・九重の10人。
 監事に不知火・三保ケ関・湊の3人。
 理事は3期、監事は2期連続で無投票となる見込み。
 新理事長は、2月1日に新理事による互選で決まるが北の湖理事の対立候補がなく、
 北の湖理事長の4選が確実である。
雪辱に燃える横綱朝青龍
3月の春場所で力士たちは、大相撲ファンにどんな話題を提供してくれるだろうか。

横綱対決明と暗 (写真を模写)