雪国に春を告げる雪割草と花々

kanazu362008-02-06

暦の上では立春が過ぎもう春。
厳冬の風物詩の話題が全国から届く。
長野県の諏訪湖からは「御神渡り」、福島県猪苗代湖からは
「しぶき氷」、北海道の伊達市からは「氷筍(ひょうじゅん)」が。
雪国新潟でも春を告げる雪割草や花々の話題が。
新潟市茨曽根(旧白根市)の白根植木鉢センターで2月1日から雪割草の「早咲き展」が
始まった。
・雪割草の早咲き展
 ピンクや紫や赤や白の雪割草の可憐な姿が紙面を飾っている。
 雪割草の花に魅入られて2日、白根植木鉢センターを訪れた。
 ハウスの中はもう春。
 1200鉢からは大小様々な早咲きの雪割草の花が咲き一足早い春を告げている。
 即売もされている。
 500円から数万円の花が並ぶ。
 記念にピンク・紫・白の花3鉢を2000円で購入した。
 「雪割草・栽培のしおり」が添えられている。
・洋ラン「デンドロビウム」の即売会
 雪国高田高土町の上越市フラワーセンター温室内で、洋ランのデンドロビウムが盛りを
 迎えた。
 今年は、純白・薄いピンクの2品種に濃い赤紫色の新種も加わった。
 3日同所で恒例の即売が行なわれ、約500鉢のデンドロビウムクリスマスローズ
 プリムラなど合わせて1660鉢が完売の大盛況。
・世界の洋らん展
 「花の女王」と言われる洋ランおよそ2万鉢が咲き競う「世界の洋らん展」が、2月
 9日から阿賀野市の遊園地「サントピアワールド」の安田フラワーガーデンで開催される。
 今回が13回目で、世界のラン原種・珍種1650種を一堂に集めた日本海側最大規模の
 展示会。
 特別展示の「洋らんの女王カトレアコレクション」では、中南米原産の色鮮やかな
 カトレア約50種が楽しめる。
 開催に先立ち3日、新潟市新潟伊勢丹・イオン新潟南ショッピング・アピタ新潟亀田店で
 事前イベントが開催されコチョウランシンビジウム・オンシジュウムなど8種類、165株
 の花が展示され買い物客を楽しませた。
ランの花について小林益夫さんは「庭師の歳時記」中で、植物の世界にも、遅れてきた
植物があります。
長い植物の歴史のなかで、最後に現れたのがランの仲間です。
“隙間に咲く花・必死の工夫で生き残り“と題し書いている。
「ランといえば、シンビジウム胡蝶蘭といった、豪華で妖艶な花を思い浮かべましが、
道端や庭の隅に咲く、可憐ではかなげなネジバナやサギソウという花もランの仲間です。
同じ隙間産業から始まったラン仲間なのに、一方は一部上場の大企業になり、一方は市井
で、目立たないながらもしたたかに自分の生き方を貫き通す零細企業。
ややもすると、見た目の姿形で、どちらが優れ、どちらが劣るという見方をしてしまいますが、
零細企業のなかにも、大企業に勝るとも劣らない技を持つところがあって、でも世間の風は
地味な花に冷たい」と。
ランの話の中にも、現代社会に相通ずる何かが・・・
わが家には、シンビジウム胡蝶蘭ネジバナもある。
玄関先に飾られている胡蝶蘭は、娘から結婚40年のルビー婚式に贈られた造花。
シンビジウムはいつの間にか花が咲かなくなったが、雑草のようなネジバナ
毎年ピンク色の花を咲かせる。
早咲き雪割草が庭に新しく仲間入り、ピンク・紫・白の可憐な花が一足早い春を告げる。

早咲き雪割草を見る (イラストを模写)