山里に灯りがともる

kanazu362008-02-16

暗闇の雪原にともる幻想的な灯が人々を魅了する。
白川郷の合掌造りの障子窓からもれる明かりは冬の風物詩。
本棚の森田廣実写真集「合掌賛歌・白川合掌の四季」を見た。
糸魚川市の駒ケ岳(1498m)の中腹に今年も
巨大つららが出現、その写真が紙面を飾る。
沢から落ちる水が凍ってできるもので、長さは現在約110数m(2月10現在)。
15日のNHKテレビきらっと新潟では、旧松之山町の冬の風物詩雪の里華やいでで、
「むこ投げとすみ塗り」を放送していた。
雪原に幻想的な灯りがともる話題が新潟県内の各地から届く。
上越市高田本町の雪灯篭
 スキー発祥の地高田金谷山「レルヒ祭」を盛り上げようと、8日高田本町通りの
 800mの間に60基の「雪灯篭」が作られ夜は、灯籠に灯がともされ夜の街を照らした。
上越市高田金谷山のたいまつ滑降
 スキー発祥の地高田金谷山「レルヒ祭」前夜祭の9日、「たいまつ滑降」のたいまつの
 火でゲレンデは紅色に染まった。
糸魚川市根知地区のキャンドルロード
 若者の姿が消え過疎化が進む糸魚川市根知地区、老いも若衆も力を合わせシーサイド
 バレースキー場付近の道路脇広場や道路にピラミットや社などが作られた。
 雪だるまが祭神、さい銭箱も備え付けられた。
 広場や道路沿いは、約6000本のロウソクがともされ「キャンドルロード」に大変身、
 過疎地がロウソクの炎で昔の賑わいに。
山北町大毎の雪だるまキャンドル
 10日、山北町大毎で「スノーマンがやってきた!2008」のイベントが開催され、
 雪だるまや動物や人気キャラクターなどをかたどった雪像が約300体も作られ、
 雪像がキャンドルの明かりに照れされ幻想的な風景に多くの人が酔いしれた。
小千谷市山谷坪野地区のほんやら洞まつり
 小千谷市山谷と坪野間の雪原に、大小約5000個のほんやら洞かまくら)を作り
 中にロウソクをともす「ほんやら洞まつり」が9日開催され、山里はロウソクの灯で
 幻想的な光景に浮かび上がる。
五泉市別所の「虚空蔵尊祭り」の雪灯篭
 12・13の両日、五泉市別所の五穀豊穣などを祈る「虚空蔵尊祭り」が行なわれ、
 村松地区の中心街から同寺まで、参拝客が通る約4キロの道路沿いに2000基の
 雪灯篭が暗闇の雪道を照らし、参拝客を温かく迎えた。
・番外
 ・雪だるま合戦
  10日、魚沼市千溝の響きの森公園で「第20回国際雪合戦大会」が開催された。
  大会には、大人・子供の部に合わせて過去最高の180チームが参加し熱戦を繰り
  広げた。
 ・雪だるま作りコンテスト
  9日、長岡市不動沢の成出運動場で「雪だるま作りコンテスト」が開催された。
  コンテストには地元企業や町内会など33チームが参加、今年の干支のネズミや
  アニメキャラクターなどを作った。
 ・祭り
  ・奇祭「雪中花水祝」 
   11日、魚沼市堀ノ内の八幡宮で、新婚の花婿に花水(はなみず)と呼ばれる
   冷水を浴びせ、子孫繁栄を祈る奇祭「雪中花水祝(いわい)」が行なわれ大勢の人で
   賑わった。
  ・長岡栃尾「裸押合大祭」
   9日、長岡市栃堀の巣守神社で、福札を求めて裸の男たちが激しくも見合う
   「裸押合大祭」が行なわれ大勢の人で賑わった。
   裸押し合いは、1570年代、上杉謙信が信仰した毘沙門天を同神社にまつり、
   戦勝や五穀豊穣を祈願したのが始まりと伝えられている。
雪国越後の山里の雪原に幻想的な明かりのファンタジー雪まつりが人々を魅了する。
山里から春の足音も・・・

雪像を見る (イラストを模写)