七段飾りと手作りおひな様
20日のテレビでおひな様の話題が。
孫が、「じいちゃんち女の子いないからおひな様ないよね」と。
「おひな様あるよ。お母さんの作ったおひなさまも」。
「見たい」と。
6畳間が3年生の孫のサッカー場なのでここ3年は、おひな様を飾ったことがない。
21日、3年ぶりに物置からおひな様を出した。
・七段飾りおひな様
箱に昭和51年2月購入、NO14九番七段飾り一式・135000円と書かれている。
娘の小学校入学記念に買った。
転勤・転勤と狭い宿舎生活で七段飾りを全部飾った記憶は少ない。
ほとんどが内裏様とお姫様の2体だけだった。
七段の台を組み立て赤い布を敷いた。
箱からひな人形を取り出し飾り表を見ながら1体1体飾った。
最上段に、内裏様とおひめ様と金びょうぶと桃の花。
二段目に「三人官女」と紅白の餅。
三段目に「五人ばやし」と笛太鼓。
四段目の左右に左大臣と右大臣の「随臣」。
五段目に「仕丁(じちょう)」を飾り、左近の桜と右近の橘。
六段目に「箪笥」「長持」「鏡台」「針箱」「火鉢」「茶の湯道具」。
七段目に「御駕籠」「御所車」「重箱」と「オルゴール」。
オルゴールを鳴らすと
あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓(ふえたいこ) 今日はたのしい ひな祭り ・・・
と「たのしいひな祭り」(サトウイチロー作詞・河村光陽作曲)のメロディ−が流れてくる。
・手作りおひな様(与板小学校5年作品)
娘が与板小学校5年(旧与板町)の時に手作りで作ったおひな様がある。
台座は菓子箱の二段飾りで最上段は内裏様とお姫様、二段目は「三人官女」。
顔と着物は布、髪の毛は茶色い毛糸。目は待ち針。
着物の色は、内裏様が緑、お姫様はピンク、三人官女は黄色で袴は赤。
内裏様は冠をかぶりお姫様は真珠の王冠をかぶっている。
箱の裏には妻の字で「昭和55年10月」と書かれている。
・ひな人形飾り(新潟市西大畑・砂丘館)
・佐藤家ひな人形
古町九番町でかって「庄内屋」という置屋(お茶屋)を営んでいた佐藤家所有のもの。
七段飾り(京都)・四段飾り(江戸びな)・大きな内裏びな・五人ばやし
左甚五郎の京人形(左甚五郎という人形師が作った)
などなどたくさんの人形が並ぶ。
壁には佐藤(庄内屋)シンさんの肖像画が飾られている。
佐藤(庄内屋)シンさんは、新潟花柳界が全盛期だった明治中ごろに、一、二を争う
人気を誇った芸妓。
・鈴木家ひな人形
昭和2年(1927)生まれの子どもの誕生に合わせて購入した物で、当時のお金で
19円50銭と記載あり。
・新潟万代島美術館七段飾りひな人形(新潟市万代島)
新潟万代島美術館二階ホールに七段飾りおひな様が飾れれており子供たちに人気だ。
「じいちゃんち女の子がいないからおひな様ないよね」の孫の一言から、わが家の
おひな様も久しぶりに物置から姿を見せ部屋を彩る。
娘は、何10年ぶりの作品との対面で懐かしいと。
おひな様飾ろかな (イラストを模写)