七段飾りと手作りおひな様

kanazu362008-02-25

20日のテレビでおひな様の話題が。
孫が、「じいちゃんち女の子いないからおひな様ないよね」と。
「おひな様あるよ。お母さんの作ったおひなさまも」。
「見たい」と。
6畳間が3年生の孫のサッカー場なのでここ3年は、おひな様を飾ったことがない。
21日、3年ぶりに物置からおひな様を出した。
・七段飾りおひな様
 箱に昭和51年2月購入、NO14九番七段飾り一式・135000円と書かれている。
 娘の小学校入学記念に買った。
 転勤・転勤と狭い宿舎生活で七段飾りを全部飾った記憶は少ない。
 ほとんどが内裏様とお姫様の2体だけだった。
 七段の台を組み立て赤い布を敷いた。
 箱からひな人形を取り出し飾り表を見ながら1体1体飾った。
 最上段に、内裏様とおひめ様と金びょうぶと桃の花。
 二段目に「三人官女」と紅白の餅。
 三段目に「五人ばやし」と笛太鼓。
 四段目の左右に左大臣と右大臣の「随臣」。
 五段目に「仕丁(じちょう)」を飾り、左近の桜と右近の橘。
 六段目に「箪笥」「長持」「鏡台」「針箱」「火鉢」「茶の湯道具」。
 七段目に「御駕籠」「御所車」「重箱」と「オルゴール」。
 オルゴールを鳴らすと
 あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花
 五人ばやしの 笛太鼓(ふえたいこ) 今日はたのしい ひな祭り ・・・
 と「たのしいひな祭り」(サトウイチロー作詞・河村光陽作曲)のメロディ−が流れてくる。
・手作りおひな様(与板小学校5年作品)
 娘が与板小学校5年(旧与板町)の時に手作りで作ったおひな様がある。
 台座は菓子箱の二段飾りで最上段は内裏様とお姫様、二段目は「三人官女」。
 顔と着物は布、髪の毛は茶色い毛糸。目は待ち針。
 着物の色は、内裏様が緑、お姫様はピンク、三人官女は黄色で袴は赤。
 内裏様は冠をかぶりお姫様は真珠の王冠をかぶっている。
 箱の裏には妻の字で「昭和55年10月」と書かれている。
・ひな人形飾り(新潟市西大畑・砂丘館)
 ・佐藤家ひな人形
  古町九番町でかって「庄内屋」という置屋お茶屋)を営んでいた佐藤家所有のもの。
  七段飾り(京都)・四段飾り(江戸びな)・大きな内裏びな・五人ばやし
  左甚五郎の京人形(左甚五郎という人形師が作った)
  などなどたくさんの人形が並ぶ。
  壁には佐藤(庄内屋)シンさんの肖像画が飾られている。
  佐藤(庄内屋)シンさんは、新潟花柳界が全盛期だった明治中ごろに、一、二を争う
  人気を誇った芸妓。
 ・鈴木家ひな人形
  昭和2年(1927)生まれの子どもの誕生に合わせて購入した物で、当時のお金で
  19円50銭と記載あり。
・新潟万代島美術館七段飾りひな人形(新潟市万代島
 新潟万代島美術館二階ホールに七段飾りおひな様が飾れれており子供たちに人気だ。
「じいちゃんち女の子がいないからおひな様ないよね」の孫の一言から、わが家の
おひな様も久しぶりに物置から姿を見せ部屋を彩る。
娘は、何10年ぶりの作品との対面で懐かしいと。

おひな様飾ろかな (イラストを模写)