新潟県の花チューリップ

kanazu362008-03-03

今日3日は上巳(じょうし)の節句(別名桃の節句)。
明治6年(1873)に明治政府から上巳の節句を含む
五節句の廃止例が出て、ひな飾りもすっかり廃れました。
それがいつの間にか復活したのは、わが子の成長を願う
親の思いの強さゆえでしょうと、上田信道(岡崎女子短期大学准教授)さんが
「子供文化学」のなかで述べている。
五節句とは、「人日:1月7日・七草の節句」「上巳:3月3日・桃の節句
端午:5月5日・菖蒲の節句」「七夕:7月7日・笹の節句」「重陽:9月9日・菊の節句」。
新潟県は2月28日、3月1日から雪割草を「県の草花」に指定すると発表した。
県のシンボルの指定は42年ぶり。
「県の花・チューリップ」「県の鳥・トキ」「県の木・雪椿」に続いて「県の草花・雪割草」は、
四つ目。
チューリップの話題が新聞等に。
新潟県園芸研究センターがチューリップの新種三品種を開発
 新潟県農業総合研究所園芸研究センターがチューリップの新種3品種を開発した。
 ・新潟9号
  白地に赤色の縁取りの花が咲き、日がたつにつれ、赤色が広がる。
 ・新潟10号
  チューリップでは珍しいチョコレート色のボリューム感のある花が咲く。
 ・新潟11号
  桃色の花びらの縁がギザギザで、波打つような形の花びらが開く。
 三品種は、1989年から1992年にかけて交配され、成長の良い球根の選抜と増殖を
 10年以上繰り返し育成された。
 いずれも露地栽培に適しており、「10号」「11号」は切り花用として、ビニールハウス
 での促成栽培にも向いている。
 今回の三品種は品種登録を出願中。
 市場への本格出荷は3年以上かかるという。
・チューリップの芽吹き
 ・信濃川やすらぎ堤
  2月15日、吹雪の中信濃川のやすらぎ堤を歩いた。
  土手の桜や柳はまだ芽を出していないが、河原の花壇のチューリップは、
  積もった雪を押しのけもう小さな芽が顔を出している。
  芽の周りの雪だけが解けて丸くなったところがいくつもある。
  春にはチューリップの赤・黄・ピンクの花が人々を楽しませる。
 ・庭
  昨年秋に植えた庭のプランターのチューリップも芽を出した。
  近くのホームセンターでは、チューリップの花芽がポット入りで一本67円で
  売られている。
  花は「ジュディスレイスター」「スィートハート」「ローヅウィングス
  「トランザビア」「リンファンダーマーク」の5種類。
・チューリップ切り花が五泉市役所の玄関を飾る
 1月17日、恒例の五泉市役所の玄関をチューチップの切り花で飾る展示が始まった。
 その数約1600本。
 五泉は、県内でも有数のチューリップの産地。
 平正18年度の球根の出荷量は、4399000球。切り花の出荷量は、156万本。
・チューリップ切り花のロシア向け輸出が最盛期
 2月28日、NHKニュースで新潟県の花チューリップの切り花が、ロシア向け輸出の
 最盛期を迎えていると伝えた。
 ロシアでは、3月8日の「国際婦人デー」に男性が女性に花を贈る習慣がある。
 チューリップ切り花は、新潟空港で検疫を受けた後、ハバロフスクに出荷される。
 出荷に先立ち切り花を逆さにして葉の中にある土や肥料などを落とし、新聞紙に包み
 段ボール箱に入れ、更にもう一つの段ボール箱に入れる。
 新聞に包み段ボール箱2個に入れることで花の凍結を防ぐことができるという。
 今年新潟市白根の生産農家ではでは期間中に約15万本のチューリップ切り花を
 空輸する。
チューリップの新種三品種を開発、チューリップの芽生え、チューリップの切り花空輸と
チューリップの話題が豊富だ。 
新しく県の草花に仲間入りした雪割草も、チューリップやトキや雪椿に負けず、里山
春を告げる新潟県の草花として話題を提供してくれることだろう。

この新種のチューリップは (イラストを模写)