雪割草に魅せられ雪の残る角田山に  登る

kanazu362008-03-04

3月1日、雪割草が県の草花に指定され三条市で開催された
「新潟雪割草まつり」に合わせ記念セレモニーが行なわれた。
雪割草という言葉に魅せられ2日、雪割草の花を求め
桜尾根から雪の残る角田山に登った。
・登山口から桜尾根
 昨年の2月下旬には、尾根に出るまでの斜面にピンク・白・紫の雪割草の花が
 咲いていたが今年はまだ見られない。
 登山道で倒木を切り道を整備する人に出会った。
 「角田山自然まもり人」のボランティアの人だった。
 「雪割草咲いていますか」「昨年は2月の終わりに咲きましたが今年は遅れています」
 「咲いている所ありますか」「角田山で一番早く咲く場所に案内します。
 運がよければ咲いていますよ」と。
・登山道脇に雪割草の花芽が
 昨年の大雨で砂地が削られ崩れた登山道を歩くこと約30分。
 「あそこが一番早く雪割草が咲く場所です」
 斜面に雪割草の葉が沢山出ているが花芽や花は見つからない。
 「こちらに花芽が出ていますよ」と。
 登山道脇の草むらに雪割草の花芽が二本顔を出ていた。
 この時期、山を知り尽くしている人の案内がなければ雪割草の花芽や花を見つけることは
 困難。
 雪割草の花の精の導きか、親切な人に出会うことができて幸運だった。
・杉林と雑木林
 案内人が、登山道左側の杉林は、角田集落の大地主の山で杉が植林されています。
 右側の雑木林は集落の人の共同の山で金がなく杉は植林されていません。
 あの杉の木の先端を見て下さい。
 「先端がやり先のように尖っているのはまだ生長している木です。
 先端がお椀を伏せたように丸くなっている木は生長が止まった木でいずれ枯れる
 運命です」。
 「この桜尾根の登山道は、角田集落の地主と集落の人の共同私有地です。
 だから桜尾根はマップに出ていないのです」。
・残雪が山頂まで続く
 桜の大木の場所に到着。
 左に下ると小野入りを経て林道に出る。
 「ここから圧雪が続きます。滑らないように」
 日陰はアイスバーンのようで滑る。
 「ここで少し作業をします」。
 案内人と別れた。
 お地蔵様を過ぎた。
 間もなく頂上だ。
・角田山頂は残雪75センチ
 11時20分角田山頂(481.7m)に到着、記帳を済ませた。
 山頂広場はまだ雪が残り雪原だ。
 杖で積雪を測ると75センチ。
 広場には、約50人くらいの人がいたが子どもの姿はない。
 少し下り観音堂で昼食。
・下山
 昼食を終え11時50分観音堂を出発下山開始。
 途中の峰から木越に見える景色は絶景。
 白い角田灯台と青い日本海とはるか彼方に佐渡島が。
 13時20分灯台脇の駐車場に到着。
山に詳しい親切な人の案内で、雪の残る角田山で雪割草の花芽を見ることができた。
可憐な花は、次の機会の楽しみに。

雪割草の花芽見つけた (イラストを模写)