白鳥とミツバチ

kanazu362008-03-09

佐潟では毎週金曜日の早朝、白鳥の数を観測する。
7日佐潟を訪れ白鳥の数を聞き、イチゴハウスで
授粉活動に飛び回るミツバチを見た。
・北に帰る白鳥
 今年は例年になく佐潟を何回も訪れ白鳥を観測した。
 1月27日と2月22日、冬の佐潟探鳥会に参加した。
 2007年度の白鳥の飛来と北帰行の様子を調べた。
 毎週金曜日の佐潟の白鳥数は、
 ・2007年10月11日初認・10月12日20羽・10月26日2070羽
 ・12月7日3470(最高)・12月21日2288羽・12月28日2764羽
 ・2008年1月18日オオハクチョウ96羽コハクチョウ2887羽計2983羽
 ・2月22日オオハクチョウ66羽コハクチョウ1841羽計1907羽
 ・2月29日オオハクチョウ76羽コハクチョウ1468羽計1544羽
 ・3月7日オオハクチョウ1羽
 昨年度の観測は、2007年2月23日の49羽で終っている。
 2006年は、2月26日が0羽。
 佐潟水鳥・湿地センターの観測員の話では、2月29日の春一番が吹いた日春風に乗って
 多くの白鳥の家族が北に向け旅だったという。
 残った一羽も明日には旅だつでしょうと。
 一羽でシベリアまで・・・
 佐潟も白鳥の姿が消え、冬から春へ。
・イチゴハウスの中で授粉活動に飛び回るミツバチ
 3月5日の新聞に新潟市白根のイチゴ栽培農家のイチゴハウスで授粉に活躍する
 ミツバチの記事が掲載されていた。
 7日、イチゴ園白根グレープガーデン(白根鷲の木の)を訪れ、会長笠原優(69)さんから
 ミツバチの話を聞いた。
 同園では、温室で「越後姫」や「章姫」などのイチゴ約45000本を水耕栽培している。
 イチゴ狩りは12月下旬かっら翌年6月末まで。
 ハウス内にミツバチの巣箱が3つ天井から吊るされていた。
 巣箱を天井に吊るすのは、天井と地上とでは温度差があり気温が低いとミツバチの活動が
 鈍るから暖かい天井に吊るす。
 巣箱1箱の中のミツバチの数は、2万から2万5000匹。
 白い花が咲くとミツバチは、蜜を求めて巣箱から出て花から花へと元気に飛び回り
 授粉活動を活発に行なう。
 1回目の花が終わり次の花が開くまでに約1か月間かかる。
 花のない期間は、巣箱の上に砂糖水を置き蜜代わりにしてミツバチを助ける。
 ハウス内の温度は、25度から28度に保たれているが、ミツバチは温度によって
 活動するのではなくお日様が出ると巣箱から出て活動する。
 花が咲いても雪の日が続き日が照らないとミツバチは巣箱から出てこない。
 こんな時は、大型の扇風機を回して風の力で授粉する。
 ミツバチが授粉したものは、花の中をくるくると動き回りながら授粉するので丸い形の
 いいイチゴができるが、風の力で授粉させたものはミツバチのに授粉とちがい形が悪いと。
 イチゴ狩りの季節が終るとミツバチは業者に預け11月ころまで管理を委託する。
静岡県久能山東照宮の石垣イチゴ章姫
 3月6日のHNK「ふるさと一番!」で静岡県久能山東照宮の石垣イチゴを紹介していた。
 東照宮宮司からいただいたイチゴの苗「章姫」を石垣に植え栽培している。
 日が当たり石の暖かさがイチゴに甘みをます。
 普通のイチゴと違い細長く尖っているのが特徴。
 食べ方もヘタをとり、ヘタのほうから食べるのが上手な食べ方だと。
 始めて知った。
 イチゴ農家ならではの食べ方、イチゴにイチゴジャムをつけて食べるとは・・・
新潟も白鳥が北に帰りミツバチも活発に動き回る季節となった。

ミツバチでイチゴを授粉 (写真を模写)