高校入試数学問題と和算

kanazu362008-03-12

昨11日、県下一斉に公立高校一般入試の合格発表がり、
一足早い「サクラサク」の光景があちこちで。
試験は7日に行なわれた。
数学の入試計算問題に今年も挑戦した。
数学といえば、9日の新潟日報の碑は語るで、
旧水原町出身の和算家山口坎山(かんざん)のことが紹介されていた。
興味があり10日、水原町を訪れ石碑と坎山の「道中日記」を見てきた、
・高校入試数学問題に挑戦
 子どものころから数学の計算問題を解くのが好きだった。
 今も毎日頭の体操で教科書の公式ガイドブック「中学数学3年」の問題50問を解く。
 今年も高校入試数学問題の計算に挑戦した。
 ・連立方程式 2x−y=15 3x+2y=12 を解け
  答えは x=6 y=−3
 正解だった。
 計算問題7問は全問正解。
 小学5年の孫が、学校で二等辺三角形の頂角Aの角度は何度かの問題を先生に習い
 答を書いてきた。
 「この問題じいちゃんでできるか」と。
 三角形の図を描きながら説明した。
 「角Aが5つあるから三角形の180度を5で割ればいい」と。
 答えは36度。
 「じいちゃんすごい正解だよ」。
和算家山口坎山と水原
 ・山口坎山の石碑 
  山口坎山:通称は初め右衛門、後倉八、字は子美、坎山と号す
  越後水原の人、生没は不明、寛永3年(1850)没とも言われる
  初め日下誠の門人望月藤右衛門に学び、後長谷川寛の門に入る
  文化14年から10年以上にわたり諸国を周遊し、算法道行・道中日記(文化14年から)
  を起筆(道中日記は阿賀野教育委員会が所蔵)。
  外城八幡宮(旧水原町)境内に「坎山山口和」と書かれた石碑が建立
  (昭和33年9月1日)されている。
  石碑の裏の「山口坎山先生高頌徳之碑」には、
  坎山山口和先生は水原町の人江戸において同郷の算学者長谷川西蟠先生の
  関流算学の正等を承けて・・・その奥義を究む・・・と。
  碑文には、外城八幡宮算額を奉納と書かれている。
 ・奉納算額
  「奉納算額」は、屋外に掲額されていたため、風雨にさらされ図形や文字などが
  消えて読み取ることができず、現在「奉納算額」は、神社の蔵に所蔵されている。 
 ・坎山の「道中日記」
  坎山の「道中日記」は、水原町の医師で水原博物館長を務めた家田三郎氏から
  水原町に寄贈された。
  現在は、阿賀野教育委員会が所蔵する。
  阿賀野教育委員会の許可を得て現物を見せていただいた。
  文化行政係長遠藤慎之介さんは、「道中日記は水原町の医師で水原博物館長を務めた
  家田三郎氏から水原町に寄贈されたものです。日記は文化14年(1821)4月から
  書かれています。
  日記は、382枚の和紙で綴られ紙の表と裏に書かれており764ページにもなる。
  和算の問題だけでなく訪れた旅先で見たこと聞いたことや土地の暮らし向きなどを
  絵を交え丹念に書いている。几帳面の人だったのでしょう」と。
 ・算数の町すいばら
  水原町の本町通のアーケードに赤字で「算数の町・すいばら」と書かれた
  ステッカーが貼られている。
  遠藤さんの話では、数年前商店街の人たちが、坎山先生にあやかり水原の町おこしに
  「算数の町」としてPRしょうと取り組んだもの。
  今は「算数の町・すいばら」のステッカーが残るだけで特別な活動はしていない。
  街の人から「算数の町・すいばら」のことが書かれている懐かしい「夢かわら版」
  (2001、2月号・発行2月3日)を見せてもらった。
  「算数の推進の町」すいばら 
  すいばらは、江戸時代の和算家「山口坎山(かんざん)」の出身地であることにちなんで
  町の特色を生み出す一つとして本町商店街のアーケードに「算数問題」を掲示して
  あります。
  是非あなたも足を運んでチャレンジして下さい。
  問題の内容は、小学校の「低学年・中学年・高学年」中学の「一年生・二年生・三年生」の
  程度別にわかれています。(解答用紙は、各お店屋さんにあります)
  3問正解された方に粗品をプレゼント(先着500名)。
和算とペレリマンの「おもしろい問題と実験」
 ・和算
  江戸時代の和算も、大小の円や三角形などを組み合わせた図から特定の部分の長さや
  面積などを求めるなど趣味の学として庶民にまで広がり、愛好家の間を教えて回る
  遊歴算家が生まれ全国各地の神社などに算額が掲げられた。
 ・ペレリマンの「おもしろい問題と実験」
  本棚に「ペレリマン遊びの数学」という頭の体操を楽しめる面白い本がある。
  ペレリマンは、1966年6月13日生まれ・ユダヤ系のロシア人数学者。
  ペレリマン遊びの数学(藤川健治・訳編:現代教養文庫刊)は、「おもしろい問題と実験」
  のなかから数学関係だけを選択抜粋して藤川さんが翻訳編集したもの。
  数を使ったおもしろいハズル・オイラートポロジー・数合わせ・幾何学的図形問題
  などなどを、わかりやすい絵図で示されており和算と似たところも。
頭の体操が、高校入試数学の問題から和算へそしてペレリマン遊びの数学へと続く。
今日も「中学数学3年」の問題50問解きから一日が始まる。

数学問題に挑戦気持ちは中学生 (イラストを模写)