勝負の世界の人生行路「何時かは来る道」
気象庁は３月２７日、東京と静岡で平年より
９日早く桜（ソメイヨシノ）が満開になったと発表。
春は門出と別れ（退職・引退）の季節。
勝負の世界の人生行路は、山あり谷あり海ありと複雑怪奇。
３月２７日テレビからは、大リーグパイレーツの桑田真澄投手の引退発表とヤンキース
松井秀樹外野手の結婚が報じられていた。
結婚も引退も人生行路の「何時かは来る道」の一コマ。
新聞から人生行路の引退と門出を拾った。
・引退
・大リーグパイレーツ桑田真澄投手
３月２６日、パイレーツ桑田真澄投手が現役引退を表明した。
「開幕メジャーを目標にやったきたが、最後の最後で行けなくなったので引退を
決意した。自分の中では燃え尽きた」と。
高校野球で清原選手とともに「ＫＫコンビ」で甲子園を沸かせ、ＰＬ学園・プロ野球巨人で
エースとし活躍してから２２年、ついに選手生活に幕を下ろす日が。
日米通算４４２試合・１７３勝・１４１敗・１４セーブ・１９８０奪三振・防御率３．５５。
夢のメジャー１勝を目指したが夢は実現しなかった。
・女子マラソン高橋尚子選手が一シーズン三大レースに挑戦
３月９日の名古屋国際マラソンで２７位と惨敗し、北京５輪代表を逃した高橋尚子選手は
「まだやりたいことがある」と引退どころか現役続行を宣言した。
３月２４日、日本の３大女子マラソンといわれる「今年１１月の東京国際」「来年１月の
大阪国際」「来年３月の名古屋国際」のすべてに出場する意向を表明した。
３レース出場後の去就についても「引退の可能性があるともないとも言えない」と。
・スピードスケートショートトラック神野由佳選手が引退
３月２４日、トリノ五輪女子１５００ｍ７位の神野由佳選手が引退を発表した。
「トリノ五輪入賞後、気力・体力を含めてモチベーションの維持が大変難しく
なってきたため」と。
・門出
・日本ハム高卒ルーキー豊島明好投手デビュー
高卒新人で１２球団で唯一開幕１軍入りした日本ハムの高島明好投手（１８）が、
３月２６日のロッテ戦に登板、８回１イニングを３者凡退に抑えた。
中学生時代に両親を亡くし姉夫婦に育てられた豊島投手は「記念のボールは姉に
送りたい」と。
・ソフトバンク大場投手初先発完封勝利
ソフトバンク大場投手３月２４日の楽天との第３戦にプロ初登板した。
デビュー戦でいきなり、パ・リーグで１０人目となるプロ初登板完封無四球で
勝利投手となった。
・巨人隠善智也外野手育成選手から開幕一軍登録
３月２６日、プロ野球セ・リーグの開幕１軍登録選手が発表された。
巨人から育成選手の隠善智也外野手（２４）が、開幕１軍登録に登録されプロ選手
としてデビューする。
・巨人坂本勇人内野手が開幕先発出場
巨人坂本内野手（２年目・１９歳）が「８番二塁」で開幕先発出場した。
巨人では１９９４年の松井秀樹選手（ヤンキース）以来となる１０代での開幕先発
出場を果たしたが、残念ながら３打数ノーヒット。
・ヤンキース松井秀樹外野手結婚で新生活を船出
３月２７日の記者会見で、「２５歳の元会社員と２６日にニューヨクで親族が出席
して結婚式を挙げた」こと発表した。
２００８年のシーズンは、選手として夫として新しい人生航路を船出する。
・モンゴル出身大勇武が新十両に昇進
大相撲春場所で東幕下４枚目の大勇武（芝田山・２４）が７戦全勝で優勝した。
３月２６日の番付編成会議で大勇武の十両昇進が決まった。
芝田山部屋（元横綱大乃国）からは初の関取誕生。
・引退と門出
大相撲の世界を引退した元幕内力士の大至（本名高野伸行・押尾川部屋）は、力士引退
後歌手に転向。
歌手としても“幕内入り”と大晦日の“紅白出場”を目指す。
・番外
・大リーグレッドソックス岡島秀樹投手凱旋勝利
３月２５日米大リーグの今季開幕戦、アスレチックス：レッドソックスが東京ドーム
で開催された。
レッドソックスは松坂大輔投手が先発し５回を投げ２失点。
４：４の同点で９回レッドソックスの岡島秀樹投手が中継ぎで登板１回を無失点で
抑えた。
延長１０回レッドソックスが２点を勝ち越し、その裏のアスレチックスの反撃を
１点に抑え５：６で勝利した。
９回に中継ぎで登板した岡島秀樹投手が勝ち投手となり東京ドームの凱旋を飾った。
春の選抜高校野球で優勝候補として呼び声が高かった横浜高校が３月２７日の北大津高に
２：６で敗れ初戦で姿を消した。
優勝候補横浜高の敗戦に、横浜高の渡辺元監督が昔語った「優勝候補が強いのではなく、
勝ったチームが強いのだ」という言葉を思い出した。
勝負の世界の複雑怪奇な人生行路。
「門出」があれば何時かは来る道「別れの日」が・・・
マウンドに別れ （写真を模写）
