大時計と電波時計と乾電池王先蔵

kanazu362008-04-02

3月28日の新聞に「県政記念館の議場に掛けられている
大時計が、イギリス製かフランス製かで揺れていると。
大きな古時計といえば子供たちに歌われる
歌は「大きなのっぽの古時計 おじいさんの時計 ・・・」と。
大きな古時計」は、作詞・作曲はヘンリ・クレイ・ワーク(米国)で1876年に
発売された。
日本では1962年(昭和37)、NHKの「みんなのうた」(保富康午訳詞)で紹介
された。
2002年(平成14)、NHKの「みんなのうた」で平井堅さんが歌い大ヒットした。
平井さんはこの曲で第53回のNHK紅白歌合戦に出場、2003年(平成14)の
第75回選抜高校野球大会の開会式の入場行進曲にも選ばれた。
新潟県議会旧議事堂の大時計(パンフレットから抜粋)
 2月6日動く市政教室の施設見学で新潟県政記念館を見学し大時計も見た。
 パンフレットには、議場にある大時計は、県会草創期(明治12から14年)に
 県会書記を 勤めた尾崎行雄によってロンドンから取り寄せられ、明治16から
 昭和7年まで県議会の運用に用いられた。
 平成元年2月に修復復元した。
 見学した当日も時計は動いており定時を知らせる鐘も鳴った。
 鐘は15分に1回、30分に2回、45分に3回も鳴る。
 市民グループ新潟古時計倶楽部から、大時計はフランス・モービエ地方で部品を製造し、
 それぞれの国に運んで組み立てる「モービエクロック」ではないかと同館に伝えられた。
 同館では、「尾崎行雄がロンドンから取り寄せたイギリス製」としていた大時計の
 説明文を「海外から取り寄せた」に変更することを検討し始めた。
 大時計の由来で振り子はどちらに揺れるのか。
 右近次男館長は「どちらにしても、草創期からの県議会や議場での丁々発止なやり取りを
 見つめてきた時計、イギリス製とかフランス製とかに関係なく見に来てほしい」と。
電波時計
 時計といえば、いま電波受信時計が人気だ。
 電池の交換が不要で地球環境に優しいソーラー電波受信時計と電池を必要とする
 電波受信時計がある。
 電波自動受信時計とは、
 ・時計に内蔵される受信アンテナで電波を受信
 ・受信した標準電波の時刻情報を解読する
 ・時刻情報にもとづいて時刻を表示する
 電池交換を必要とする電波受信目覚まし時計を買った。
 説明書には、
 電池の交換は約1年に1回。
 標準電波は1日1回午前2時に受信し正確な時刻を刻む。
・乾電池王屋井先蔵の電気時計が特許1号
 新聞連載小説「夢見る力“乾電池王” 屋井先蔵」(作・上山明博)の9回目は、
 発明の芽「電気時計作り特許1号」。
 店によって時間が少しずつ違っている不正確な時計のおかげで5分の遅刻。
 5分の遅刻で工部大学の試験が受けられず受験に失敗した。
 大学への進学をあきらめ先蔵は、職人として発明家になることを決心。
 見よう見まねで電池を自作することにした。
 毎晩、試行錯誤を繰り返し3年目の明治22年師走、夢の電気時計がついに完成する。
 そして「特許申請書」を作成し特許局に提出した。
 こうして先蔵ば初めて出願した電気時計は、電気に関するわが国初の特許と
 なるのである。・・・
 毎週土曜日が連載の新聞連載小説はまだ9回目。
 早く次回が読みたい。
県政記念館の議場に掛けられている大時計が、そして我が家の電波受信目覚まし時計が、
今日も正確な時を刻む。

話題の大時計を見る (イラストを模写)