新聞で知る友の訃報

kanazu362008-04-18

4月10日午前4時半過ぎ近くでサイレンの音が鳴り響く。
近くで火災のようだ。
何時ものように新聞を開いた。
「小枝が“妖精”に変身・妙高山本達雄さん追悼展」の
見出しに、もしやと記事を読んだ。
念のため、ふるさと高田の中学同級生に電話で確認した。
故人は、中学同級生の友人山本達雄さんだった。
・自然象形作家山本達雄(1940年―2007年)
 高田市立大町中学校の同窓会名簿を開いた。
 第9回昭和31年3月卒業5組の名簿の中に山本達雄がある。
 昭和31年3月高田市立大町中学校を卒業・昭和34年3月高田農業高校を卒業後
 東京に就職。
 平成6年(1994)妙高市池の平に移住し、翌年から妙高の野山を歩き雪の重みで折れた
 小枝や木の実のどんぐりや松ボックリなどを拾いを創作アート作品を作っていた。
 山本君と再会したのは、平成12年9月9日高田の仲町「やすね」で開催された
 「旧大町中学校昭和30年度卒業同期会」のことだ。
 会場に一風変わった風体の友がいた。
ひげを伸ばしターバンと作務衣姿の。
聞けば、池の平で喫茶店を開くかたわら、野山を歩き小枝や木の実を拾い趣味で
「創作アート」の作品を作り、近くの妙高高原ビジターセンターで創作アート作品を
展示しているという。
翌春、池の平いもり池の水芭蕉を見に行ったときに妙高高原ビジターセンターで友の
作品を見た。
印象に残るのは、「満月の夜」という題名で、大勢の森の妖精たちがコンサートを
している作品。
あれからもう7年が過ぎる。
山本達雄さん追悼展」は4月25日まで開催されている。
お悔やみの電話を入れ奥さんと電話で話した。
次回作は、子どもたちがにぎやかに遊ぶ「遠足」がテーマーでデッサンも出来上がって
いたという。
友の訃報の記事で33年前の中学時代の思い出が甦った。
今年のお盆には小学校の同級が開催される予定だ。
55年ぶりの出会いが・・・

亡き友を偲ぶ (イラストを模写)